名嘉睦稔木版画展『琉球の春』を見に行きました☆
東京・京橋にあるIsland Galleryで開催中の、名嘉睦稔木版画展『琉球の春』を見に行きました。桜やサンクバナを描いた暖色の作品と、夜空や海辺を描いた寒色の作品。それにモノクロの作品が加わって、冬から春に向かいつつある季節を感じることができる展示だと、私は感じました。
上の写真は、今回の展示のメインビジュアルとして使われている「辷る(すべる)」という作品と店長のりえさんです。この作品を最初に見た時、「ヤワタ畑の歌」という別の作品を思い起こしました。「ヤワタ畑の歌」は私がとっても好きな作品の一つで、TINGARAのCDのブックレットや中江監督の映画「ナビィの恋」のビジュアルに使われた作品です。私がボクネンさんのファンになった頃には、もう絶版になってしまっていたのですが。
珍しいなと思ったのが、「ハートハ」というモノクロの作品。まるで筆でそのまま描いたようで、木版画として彫られたのだとは思えません。葉っぱがモチーフの、テキスタイルのデザイン画として制作されたのだそうです。ハートの形の葉っぱということかしら。制作日が2月14日。バレンタインデーなんですって。作品名が印のとなりに書かれているのですが、そこにもハートが描かれています。モノクロなのにハートフルで温かみを感じました。
NHKの生放送中にライブ制作された作品「未来への航海」、TINGARAのCDに使われた「水面の旋律」など、久しぶりに見る作品もいくつかありました。「南の緑門」は、着色の違いからか、以前見た時や画集に載っているのよりも鮮やかに感じました。緑門から風が入ってくるというよりも、自分が動いて海側に抜けて行きたくなるような。
うーん、やっぱりボクネンさんの作品はいいなぁ。やっぱり好きだなって、改めて感じました。
名嘉睦稔木版画展『琉球の春』
http://islandgallery.jp/12457
会期: 2016年2月11日(木)~27日(土)
11時-19時 ※会期中無休、入場無料
会場: Island Gallery
東京都中央区京橋1-5-5 B1
phone:03-3517-2125
Twitter: http://twitter.com/islandgallery
Island Galleryは、東京駅八重洲南口から数分で着ける場所にあります。仕事帰りに寄らせていただくことがほとんどです。ギャラリーに続く階段の明かりに導かれるようでした。
ボクネンさんのファンとしましては、春になると、桜の作品の展示を期待してしまいます。今回は富士山&桜の作品が入り口入ってすぐの場所で迎えてくれました。いつか、「陽に詩う」と「闇に詩う」が並べて展示されないかなぁ、なんて思ってしまう。ちなみに、どちらも、95cm×184cmの大きな作品です。
[撮影:2016年2月22日]
Island Gallery主宰者で写真家、映像クリエーターでもいらっしゃる石島英雄さんは、2月25日から開催されるCP+2016のシグマブースに出演を予定されています 詳しくは下記のURLをご覧くださいね。
このブログの関連記事
関連情報へのリンク
- ボクネンミュージアム/bokunen museum
いつの日か、行ってみたい場所です。 - Island Gallery
- TINGARAオフィシャルサイト
« 『女性活躍パワーアップ大賞』、大賞はLIXILグループ | トップページ | 大さん橋国際客船ターミナルからの眺めが素敵でした☆ »
« 『女性活躍パワーアップ大賞』、大賞はLIXILグループ | トップページ | 大さん橋国際客船ターミナルからの眺めが素敵でした☆ »
コメント