父親が実際に関わっている家事・育児に変化が。その理由は?
ベネッセ教育総合研究所が実施した「第3回 乳幼児の父親についての調査」によれば、「家事や育児に、今以上にかかわりたい」と考える父親は増加傾向にあり、2005年は47.9%だったのに対し、2014年は58.2%になったのだそうです。
◆実際に関わっている家事・育児は?
実際に関わっている家事・育児の調査結果を、過去の調査結果と比較し、経年変化を見たのが、以下のグラフ。
9年前の第1回調査と比較してみると、
減少傾向にあるのは、
- 子どもを叱ったり、ほめたりする
- 子どもをお風呂に入れる
- 子どもと一緒に室内で遊ぶ
- 子どもが病気の時、面倒を見る
一方、増加傾向にあるのは、
- 食事の後片付けをする
- 買い物をする
- 食事のしたくをする
- 掃除をする
- ごみを出す
子どもと直接接することが減少しているのですね。いわゆる家事をする傾向が高くなってきているようです。その背景には、子どもとの接し方に自信が持てないという理由もあるようで、2005年から2014年で36.5%から44.3%に増加しています。これは興味深いところです。
◆親の帰宅時刻に関係あり
さらに興味深かったのが、父親の帰宅時刻と家事・育児の関係。以下のグラフで見ることができます。20時以前に帰宅する父親(水色の線)の方が、家事・育児をする割合が高くなっています。これは父親に限らず、母親にとっても言えることで、会社にいる時間の長さが家事・育児時間に顕著に影響を与えるということだと思います。自明な事柄ではありますが、こうやってグラフで見れるのはいいですね。
情報源
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