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2015年4月 6日

配偶者の暴力がある家庭の子どもの約3割も被害を受けている

「男女間における暴力に関する調査結果」(平成26年度調査)が、公表されました。この調査によれば、女性の場合、4人に1人(23.7%)が配偶者からの暴力の被害経験があり、10人に1人が何度も被害を受けているのだそうです。

配偶者からの被害経験(平成26年度調査)

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◆被害経験のある女性は減少

前回の平成23年度調査は、以下のとおり。女性の3人に1人(32.9%)が被害経験があるとの結果でした。何度も被害を受けている女性の割合があまり変わっていないようですが、被害経験のある女性の割合は32.9%から23.7%に減少しているようです。良い傾向になってきているということかしら。

配偶者からの被害経験(平成23年度調査)

Img2012042101

◆子どもへの影響

配偶者から暴力の被害を受けたことがある家庭の27.3%は、子どもも被害にあっているとのこと。配偶者に対する暴力がない家庭で、子どもに対する暴力がある家庭の割合がどの程度か分かりませんが、子どもへの影響はやはり気になるところです。

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子どもに対する暴力としては、子どもに対して存在を否定する、怒鳴るなどの心理的虐待が最も多く、殴る、蹴る、物を投げつけるなど身体的虐待が続いています。

Img2015040504
一方で、配偶者から暴力の被害を受けたとき、別れなかった理由として最も多かったのは、男女ともに「子どもがいるから、子どものことを考えたから」とのこと。女性の場合は65.8%、男性の場合は59.0%を占めています。

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◆DV相談ナビ

暴力の被害を受けた女性の44.9%、男性の75.4%が、誰にもどこにも相談していないのだそうです。配偶者からの暴力(ドメスティック・バイオレンス、DV)に関する相談窓口が分からない、という場合には、「DV相談ナビ」が便利です。最寄りの相談窓口を案内してもらえます。

  DV相談ナビ
 Tel: 0570-0-55210
 
URL: http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/dv_navi/index.html

◆相談機関一覧

DV関連の相談窓口情報は、内閣府Webサイトの「配偶者からの暴力被害者支援情報」ページから、たどることができます。インターネットにアクセスできる環境にいるときは、下記URLからどうぞ。

  配偶者からの暴力被害者支援情報
   ・ 相談機関一覧
     - 内閣府男女共同参画局

グラフの出典と情報源

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