小学生の3人に1人が携帯電話・スマホを利用しているという実態
ICT総研が実施した「小学生のスマートフォン利用実態調査」によれば、小学生の32.8%が携帯電話・スマートフォンを利用しているそうです。内訳は、携帯電話が27.2%、スマートフォンが5.6%とのこと。小学1年生から持たせ始めた保護者が最も多いようです。
小学生からスマートフォンを持たせる理由としては、やはり、「いざというときに連絡が取れるから」「GPS機能が防犯に役立つから」という、防犯面での理由が上位にきています。機種やサービスにもよりますが、この理由はスマートフォンだけでなく携帯電話にも言えることだと思います。
スマートフォンを子どもに持たせる理由として、「学習教材など、教育に活用できるから」という教育面での理由がもう少し多いのではないかと予想していたのですが、そうでもないみたいですね。
この調査で興味深いのは、中学受験予定の小学生の保護者の回答を抽出している点です。「GPS機能が防犯に役立つから」「学習教材など、教育に活用できるから」と回答している割合は、受験生の保護者の方が約2倍になっていることが分かります。「IT危機になれさせることができるから」「タッチパネルで操作がしやすいから」などの回答ともあわせてみると、受験生の保護者の方が、スマートフォンの特徴を踏まえ活かそうとしているようにも思えました。
小学校の懇談会でも、携帯電話・スマホやパソコン利用について、担任の先生から保護者に話がありました。高学年では、かなり多くの子どもが携帯電話・スマートフォンを持っているとのこと。小学生でもスマートフォンを使っている子がいるという話がありました。
- 携帯電話・スマホやパソコンを子どもに使わせるときは、フィルタリングをちゃんと設定すること
- 子どもが何をしているのか、保護者が把握できるようにすること
という2点が、先生からのアドバイス。ニュースで報じられていた残虐なシーンを、動画サイトで見たというお子さんもいたんですって。保護者としては、やはりフィルタリングでちゃんと防いでおくことが必要だと思いました。
グラフの出典と調査結果の情報源
- 2015年1月 小学生のスマートフォン利用実態調査 - ICT総研(2015年1月30日)
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