映画「ベイマックス」(●—●)を観ました☆
★以下の記事は、ネタバレの内容を含みます。これからご覧になる予定の方は、ご注意ください。
◆ストーリー
孤独な少年と心優しいロボットの絆や冒険を描いたディズニーの長編アニメーション。最先端の技術が集う都市サンフランソウキョウに暮らす14歳の天才少年ヒロは、自ら開発したロボットを使い、アンダーグラウンドのロボット格闘技に夢中になっていた。ヒロの良き理解者でもある兄タダシは、そんな弟を案じ、自身の通う大学にヒロを連れて行く。タダシの研究仲間やロボット工学の第一人者キャラハン教授と出会い、感銘を受けたヒロは、大学で最先端の科学を学ぶことを決意。しかし、そんな矢先、不慮の事故でタダシは帰らぬ人となってしまう。目の前で兄を失ったヒロは殻に閉じこもってしまうが、そんなヒロの前に、タダシが人々の心と体の健康を守るために開発したケアロボットのベイマックスが現れ、そのおかげでヒロは少しずつ元気を取り戻していく。そして、兄の死の裏に巨悪が潜んでいることに気付いたヒロは、兄のためにも戦おうと立ち上がるが……。短編アニメ「愛犬とごちそう」(6分)が同時上映。
引用元: ベイマックス : 作品情報 - 映画.com
◆ベイマックスとは
ベイマックスは、主人公ヒロの兄・タダシが作ったケアロボットです。ベイマックスの特徴は以下のとおり。思わず抱きしめたくなるボディとのこと。カラダだけでなくココロも守ってくれる設計なのがよいですね。
- つぶらな瞳の丸い顔は[日本の鈴]からインスパイア!
- ロボットなのに、風船みたいに丸く膨らむ[柔らかボディ]
- 大きなおなかで、ペンギンみたいな[よちよち動き]
- 戦闘力も戦闘意識もゼロの[純粋無垢で優し過ぎる] 性格
- 傷ついた人の[心とカラダを守る] ことをプログラムされている
◆感想
・ オススメのシーン
ベイマックスが大きなカラダで狭い場所を通り抜けようとするシーンや、自分をセロハンテープで修理するシーンなど、とにかく笑えます。
悲しみのシーン、それが癒されていくシーンの表現が良いです。セリフで説明している箇所が少なかったように思います。色とか構図とか画面遷移のスピードとか、そういった要素で表現しているというか。だからでしょうか、外側からではなく内側からの感覚でジーンと泣けるような感じでした。
戦闘シーンも見ごたえがありますよ。
・ 日本的な要素がたっぷり
映画の舞台は、東京とサンフランシスコを掛け合わせたような架空の街・サンフランソウキョウ。日本語の看板や登場人物の名前、桜並木、蚊取り豚など、日本文化がこそここに織り込まれています。ベイマックスの目が鈴をイメージしていることは知っていましたが、日本的な要素はそれだけではなく、たっぷりとだったのですね。
・ 工学系
工学系、いいな、って思える映画です。理系女子、増えたりして(^^;
掛け合わされている感じがするのは街の名前だけではありません。たとえば、主人公ヒロの兄、タダシが通う大学もじゃないかと思います。最先端の科学の研究をしている大学という設定でしたので、東京工業大学(Tokyo Institute of Technology)とマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology(MIT))を思い起こしました。それに、後で知ったことですが、建物が 東工大のすずかけ台キャンパスに似ているんだとか。
敵方が付けていたマークがツバメ。このマークが何のマークかを結論付ける説明が映画の中ではなかった(と思う)ので、見終わった後に調べてみました。東工大のシンボルマークもツバメなのですね。私は映画を見ながら、丸善石油さんのツバメマークに似ているかも、もしかしてガッチャマン?、とか連想しておりました。 ベイマックスに東工大をイメージするものが登場することは、ツイッターとかでは盛り上がっていたようです。知らなかった。。。
・ エンディングソング
日本版のエンディングソングはAIさんの「Story」。この曲は、私にとっては思い出のある曲です。曲も詩も好き。TVで見た予告編で「Story」が流れてきたときには、ドキッとしました。
「Story」には、English Versionがあったそうです。それがエンディングテーマとして採用されたのだとか。ジャケットは、AIさんSACHIさん姉妹。
![]() |
Story (English Version) AI |
・ 同時上映短編
ベイマックスの上映前に、ディズニーの短編映画「愛犬とごちそう」(英語のタイトルは“FEAST”)の上映がありました。これもまた良いですよ。ワンちゃんの目線でずっと描かれています。視線の低さが面白く、セリフなしでの表現が興味深いです。
『ベイマックス』同時上映短編
「愛犬とごちそう」本編クリップ - YouTube
・ 最後に
映画館はほぼ満席。よい映画でした。悲しい出来事があったときに見たら、立ち直る勇気をもらえるかもしれないなと思いました。立ち直るのは自分のチカラ。ベイマックスとか他のモノのチカラだけではないのですよね。
Big Hero 6のうち、女の子はハニー・レモンとゴー・ゴーのふたり。どちらが好きでしょうか。ちなみに、娘はハニー・レモン、私はゴー・ゴーです。
エンドロールの後にも映像があります。館内が明るくなるまで、席を立たないほうがよいと思います。
関連情報へのリンク
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むちゃくちゃ面白い!
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