« 自然写真家 高砂淳二さんのカレンダーを頂きました☆ | トップページ | 有休消化率100%の国は? »

2015年1月18日

映画「ベイマックス」(●—●)を観ました☆

映画「ベイマックス」(原題:Big Hero 6)を、子どもと一緒に観てきました。誰もが経験する可能性のある、悲しく辛い出来事への対処方法が、ケアロボット「ベイマックス」と映画全体を通して描かれているようでした。寄り添ってもらっているような、気持ちをかけてもらっているような、あたたかな感じがしました。泣けちゃう映画ですが、笑えるシーンもあり、楽しく見ることができます。「映画って本当にいいものですね」という言葉を思い出しました。 Img2015011101s

ベイマックス - Disney.jp

★以下の記事は、ネタバレの内容を含みます。これからご覧になる予定の方は、ご注意ください。

◆ストーリー

孤独な少年と心優しいロボットの絆や冒険を描いたディズニーの長編アニメーション。最先端の技術が集う都市サンフランソウキョウに暮らす14歳の天才少年ヒロは、自ら開発したロボットを使い、アンダーグラウンドのロボット格闘技に夢中になっていた。ヒロの良き理解者でもある兄タダシは、そんな弟を案じ、自身の通う大学にヒロを連れて行く。タダシの研究仲間やロボット工学の第一人者キャラハン教授と出会い、感銘を受けたヒロは、大学で最先端の科学を学ぶことを決意。しかし、そんな矢先、不慮の事故でタダシは帰らぬ人となってしまう。目の前で兄を失ったヒロは殻に閉じこもってしまうが、そんなヒロの前に、タダシが人々の心と体の健康を守るために開発したケアロボットのベイマックスが現れ、そのおかげでヒロは少しずつ元気を取り戻していく。そして、兄の死の裏に巨悪が潜んでいることに気付いたヒロは、兄のためにも戦おうと立ち上がるが……。短編アニメ「愛犬とごちそう」(6分)が同時上映。
引用元: ベイマックス : 作品情報 - 映画.com

『ベイマックス』本予告編 - YouTube

◆ベイマックスとは

ベイマックスは、主人公ヒロの兄・タダシが作ったケアロボットです。ベイマックスの特徴は以下のとおり。思わず抱きしめたくなるボディとのこと。カラダだけでなくココロも守ってくれる設計なのがよいですね。

  1. つぶらな瞳の丸い顔は[日本の鈴]からインスパイア!
  2. ロボットなのに、風船みたいに丸く膨らむ[柔らかボディ] 
  3. 大きなおなかで、ペンギンみたいな[よちよち動き]
  4. 戦闘力も戦闘意識もゼロの[純粋無垢で優し過ぎる] 性格
  5. 傷ついた人の[心とカラダを守る] ことをプログラムされている

◆感想

・ オススメのシーン

ベイマックスが大きなカラダで狭い場所を通り抜けようとするシーンや、自分をセロハンテープで修理するシーンなど、とにかく笑えます。

悲しみのシーン、それが癒されていくシーンの表現が良いです。セリフで説明している箇所が少なかったように思います。色とか構図とか画面遷移のスピードとか、そういった要素で表現しているというか。だからでしょうか、外側からではなく内側からの感覚でジーンと泣けるような感じでした。

戦闘シーンも見ごたえがありますよ。

日本的な要素がたっぷり

映画の舞台は、東京とサンフランシスコを掛け合わせたような架空の街・サンフランソウキョウ。日本語の看板や登場人物の名前、桜並木、蚊取り豚など、日本文化がこそここに織り込まれています。ベイマックスの目が鈴をイメージしていることは知っていましたが、日本的な要素はそれだけではなく、たっぷりとだったのですね。

工学系

工学系、いいな、って思える映画です。理系女子、増えたりして(^^;

掛け合わされている感じがするのは街の名前だけではありません。たとえば、主人公ヒロの兄、タダシが通う大学もじゃないかと思います。最先端の科学の研究をしている大学という設定でしたので、東京工業大学(Tokyo Institute of Technology)とマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology(MIT))を思い起こしました。それに、後で知ったことですが、建物が 東工大のすずかけ台キャンパスに似ているんだとか。

敵方が付けていたマークがツバメ。このマークが何のマークかを結論付ける説明が映画の中ではなかった(と思う)ので、見終わった後に調べてみました。東工大のシンボルマークもツバメなのですね。私は映画を見ながら、丸善石油さんのツバメマークに似ているかも、もしかしてガッチャマン?、とか連想しておりました。 ベイマックスに東工大をイメージするものが登場することは、ツイッターとかでは盛り上がっていたようです。知らなかった。。。

・ エンディングソング

日本版のエンディングソングはAIさんの「Story」。この曲は、私にとっては思い出のある曲です。曲も詩も好き。TVで見た予告編で「Story」が流れてきたときには、ドキッとしました。

「Story」には、English Versionがあったそうです。それがエンディングテーマとして採用されたのだとか。ジャケットは、AIさんSACHIさん姉妹。

Story (English Version) Story (English Version)
AI

同時上映短編

ベイマックスの上映前に、ディズニーの短編映画「愛犬とごちそう」(英語のタイトルは“FEAST”)の上映がありました。これもまた良いですよ。ワンちゃんの目線でずっと描かれています。視線の低さが面白く、セリフなしでの表現が興味深いです。

『ベイマックス』同時上映短編
   「愛犬とごちそう」本編クリップ - YouTube

・ 最後に

映画館はほぼ満席。よい映画でした。悲しい出来事があったときに見たら、立ち直る勇気をもらえるかもしれないなと思いました。立ち直るのは自分のチカラ。ベイマックスとか他のモノのチカラだけではないのですよね。

Big Hero 6のうち、女の子はハニー・レモンとゴー・ゴーのふたり。どちらが好きでしょうか。ちなみに、娘はハニー・レモン、私はゴー・ゴーです。

エンドロールの後にも映像があります。館内が明るくなるまで、席を立たないほうがよいと思います。

関連情報へのリンク

« 自然写真家 高砂淳二さんのカレンダーを頂きました☆ | トップページ | 有休消化率100%の国は? »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画「ベイマックス」(●—●)を観ました☆:

» <ベイマックス> [夢色]
観てきました〜 larr;違。始まる前に「愛犬とごちそう」っていうショートムービーが流れて、途中までそんなに食べたら太ってしまうよ!ダメだよ!って、なんかバッドエンドになるのかと思ってヒヤヒヤしたでも途中で「くぅ〜ん」ってなってるワンちゃんが、飼い主の...... [続きを読む]

» 映画「ベイマックス(2D・日本語吹替版)」 感想と採点 ※ネタバレなし [ディレクターの目線blog@FC2]
映画 『ベイマックス(2D・日本語吹替版)』 (公式)を昨日に劇場鑑賞。採点は ★★★★ ☆ (5点満点で4点)。100点満点なら80点にします。 ざっくりストーリー 3歳で両親を亡くした14歳の天才発明少年ヒロは、唯一の理解者で最愛の存在の兄タダシを突然の事故で失い、失意のどん底で深く心を閉ざしてしまう。そんなある時、ヒロの前...... [続きを読む]

» 『ベイマックス』 期待される日本 [映画のブログ]
 【ネタバレ注意】  年末に配られた冊子に、面白い一覧が載っていた。  読売新聞の購読者に配られる読売家庭版2015年1月号のディズニー映画特集だ。「時代を超えて愛され続けるディズニー長編アニメーション」と題して、長編映画第1作目の『白雪姫』から最新の54作目『ベイマックス』までがズラリと掲載されているように見えた。  だが、記事本文には「『ベイマックス』まで入れて54作品。心...... [続きを読む]

» ベイマックス/スコット・アツィット [カノンな日々]
サンフランシスコと東京を融合した架空の近未来都市を舞台に最愛の兄を失った孤独な主人公の少年と兄が遺したケアロボットが巨悪に立ち向かって行く姿を描いたディズニーが贈るア ... [続きを読む]

» 劇場鑑賞「ベイマックス」 [日々“是”精進! ver.F]
あなたを、必ず守ります… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201412200000/ 【楽天ブックスならいつでも送料無料】【CDポイント3倍対象商品】ベイマックス オリジナルサウ...価格:2,700円(税込、送料込) 【ベイマックス DXフライングベイマックス2.0 バンダイ...... [続きを読む]

» ベイマックス [Break Time]
今日は、この時期らしい天候で・・・ [続きを読む]

» 『ベイマックス』 (2014) [相木悟の映画評]
日本情緒ただよう痛快アメコミ・ヒーロー・アニメ! 純然たるディズニーのフルCGアニメながら、アメコミヒーローものであり、日本アニメのエッセンスも色濃く香る不思議なエンタメ作品であった。 『アナと雪の女王』(13)の歴史的ヒットも記憶に新しく、今なおその...... [続きを読む]

» ベイマックス [Akira's VOICE]
こんにちは。僕はヒロ。ヒーローです。   [続きを読む]

» ベイマックス [映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜]
評価:★★★★【4点】(招待券) 起伏に満ちたストーリーはアニメの域を超えた? [続きを読む]

» 『ベイマックス』(2014) [【徒然なるままに・・・】]
ディズニー傘下となって以降のマーベル・スタジオ製作作品はウォルト・ディズニー・プレゼンツだが、これはマーベル・コミック作品をディズニーがアニメ化したという、いわば初のマーベルとディズニーのコラボ作品。といってもラストの超大物(爆)がカメオ出演する以外マーベル色は希薄でちょっと残念。最初にマーベルのあのパタパタパタ…っていうロゴが出るかと思ったのに…。主人公のヒロは飛び級で高校を卒業した14歳の天才少年。両親を亡くしてから兄のタダシと叔母のキャシーと暮らしている。ある日タダシに彼が通う工科大学へ連れて... [続きを読む]

» 「ベイマックス」 [或る日の出来事]
日本風味の風景がよかったかな。 [続きを読む]

» 「ベイマックス」☆ふわぽよ [ノルウェー暮らし・イン・原宿]
すっかりUPが年末押し迫った今頃になってしまったけど、クリスマスに「ベイマックス」を観てきたyo [続きを読む]

» ベイマックス [近未来二番館]
1月14日横浜ブルク13にて鑑賞。 これ、いっぱい笑った! そしていっぱい泣いたんだ。 ベイマックスは本当に可愛いよ。 そして癒される。 ポヨヨン ポヨヨンと言うあのお腹にも、なんか共鳴するものが……って、そこは(涙)。 時間の都合で、2Dの吹替え版で見ましたが、主人公が日本人の少年と言うことで、全く違和感がなかったです。むしろこの映画は吹き替え版...... [続きを読む]

» 『ベイマックス(吹替版)』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「ベイマックス」□監督 ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ□脚本 ロバート・L・ベアード、ダニエル・ガーソン、ジョーダン・ロバーツ□キャスト(声の出演) 川島得愛、小泉孝太郎、菅野美穂、本城雄太郎、金田明夫 ■鑑賞日 12月23...... [続きを読む]

» ベイマックス ★★★ [パピとママ映画のblog]
マーベルコミックスのヒット作「BIG HERO 6」を基に、ディズニーが放つアドベンチャー。架空の都市サンフランソウキョウを舞台に、並外れた頭脳を持つ少年ヒロが、生前に兄が開発したロボットのベイマックスと一緒に死の真相を暴こうとする。メガホンを取るのは、『くまの...... [続きを読む]

» ベイマックス・・・・・評価額1800円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
愛で、すべてを救う。 むちゃくちゃ面白い! 東京とサンフランシスコを合体させた架空の街、サンフランソウキョウを舞台に、オタク少年のヒロと亡き兄の残したロボット、ベイマックスと仲間たちが冒険を繰り広げるSFファンタジー。 監督は共にストーリー畑出身で、2011年版「くまのプーさん」で監督デビューしたドン・ホールと、「ボルト」のクリス・ウィリアムズ。 原作はマーベルコミックの「Big...... [続きを読む]

» 『 ベイマックス 』もう大丈夫だよ [映画@見取り八段]
ベイマックス~ BIG HERO 6 ~     監督: ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ    キャスト: ライアン・ポッター、スコット・アツィット、ダニエル・ヘニー、T.J.ミラー、ジェイミー・チャン、デイモン・ウェイアンズ・Jr.、ジェネシス・ロドリゲス、マーヤ・…... [続きを読む]

» ベイマックス [象のロケット]
美しい街サンフランソウキョウ。 幼い頃に両親を亡くした14歳の天才科学少年ヒロは、大学生の兄タダシと共に叔母キャスの家で暮らしていた。 タダシが事故で亡くなり部屋に閉じこもっていたヒロの前に、空気で膨らんだ白くて大きな体を持つベイマックスが現われる。 それはタダシが、人々の心とカラダを守るために開発したケア・ロボットだった。 ヒロは、ベイマックスや兄の友人たちと一緒に、兄の死の真相を探り始める…。 アニメーション。... [続きを読む]

» ベイマックス [★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★]
【BIG HERO 6】 2014/12/20公開 アメリカ 108分監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ声の出演(日本語吹替版):川島得愛、本城雄太郎、菅野美穂、小泉孝太郎 ldquo;優しさrdquo;で世界を救えるか? 「あなたの心とカラダを守ります。」彼の名はベイマッ...... [続きを読む]

» ベイマックス [C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜]
ベイマックス 14:米 ◆原題:BIG HERO 6 ◆監督:ドン・ホール 、 クリス・ウィリアムズ『くまのプーさん』『ボルト』 ◆出演:ライアン・ポッター、スコット・アツィット、T.J.ミラー、ジェイミー・チャン、デイモン・ウェイアンズ・Jr、ジェネシス・ロドリゲス...... [続きを読む]

» ベイマックス [心のままに映画の風景]
西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。 幼くして両親を亡くし、兄のタダシとともに叔母キャスのもとで育った14歳の天才少年ヒロは、謎の爆発事故でタダシが命を落として以来、すっかり心を閉ざしてしまった。 悲しみに沈むヒロの前に、タダシが開発したケア・ロボット“ベイマックス”が現れる。 人々の心と身体を癒す使命のベイマックスの優しさ...... [続きを読む]

« 自然写真家 高砂淳二さんのカレンダーを頂きました☆ | トップページ | 有休消化率100%の国は? »