生産性で並べると、上位に時短女性
短時間勤務の女性は生産性が高い ── ときいて共感できるのは、子どもを持っている有職女性だけなのかもしれません。私自身、子どもを持つまでは、理解できていませんでした。
あるメーカーが時間あたりの生産性ランキングを出してみたところ、上位20位のうち、なんと6割が「短時間勤務の女性」だったそうです。「期間あたりの生産性」ではなく「時間あたりの生産性」で評価する。会社にいる時間の長さではなく、成果で評価する。この風土に切り替えることで、従業員全体の長時間労働も減るのでは。
これは、株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長の小室淑恵さんが、人事・経営企画担当者向けのセミナーで話した内容です。この情報は、もっと広まってほしいなぁ。セミナーのレポートは日経DUALのWebサイトに連載されています。気になる方はアクセスしてみてくださいね。
「残業時間が足りない」という理由で、評価を下げられることがなくなるといいな。多様な人材を活用することを本気で考えるのであれば。正しく評価することは難しいと理解してはいますが。
今後、家族の介護をしながら勤務する従業員が増えることが予測されています。ある企業の試算では、数年後には、従業員の2割が親の介護をするようになるのだとか。つまり、5人に1人が介護することになるというのです。介護するのは女性だけではありません。男性も含まれますから、短時間勤務、介護休暇を取得する男性が増えることになります。そうなると、長時間残業はできなくなるのだから。
時間と成果は関係がないんです。
時間に制約がある人は、
短時間で、集中力高く働いてくれます。
── 小室さんのTED×Tokyoのプレゼンから抜粋 ──
短時間勤務の人や定時退社で帰らなければならない理由を持つ人は、退社時刻が決まっています。つまり、毎日“納期”があるのです。
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数年前に書いた記事です。なかなか変わらないですね。声をあげつづけていくことが必要そう。
- 短時間勤務で働いた場合の評価は? (2009年9月30日)
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