セーブ・ザ・チルドレン、「母の日レポート2014」を発表
セーブ・ザ・チルドレンから、「母の日レポート2014」(State of the World's Mothers 2014)が発表されました。このレポートは毎年発表されており、今年で15回目になるそうです。レポートによれば、ランキング下位の国々では、27人に1人の女性が妊娠関連の原因で死亡し、7人に1人の子どもが5歳の誕生日を迎えることなく死亡しているのだそうです。
◆母親指標
このレポートには、「母親指標」の国別一覧が含まれています。「お母さんにやさしい国ランキング」という名前で報道されていたりもします。何年か前は、「母親になるのにベストな国ランキング」と翻訳されていました。この変遷、ちょっと興味深いかも。
母親指標のワースト10とトップ10の国は、以下のとおり。ちなみに、日本は32位です。
- ワースト10
コートジボアール、チャド、ナイジェリア、シエラレオネ、中央アフリカ共和国、ギニアビサウ、マリ、ニジェール、コンゴ民主共和国、ソマリア - トップ10
フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、アイスランド、オランダ、デンマーク、スペイン、ドイツ、オーストラリア、ベルギー
◆母親指標の算出方法は?
「母親指標」は、母親と子どもが快適に暮らしやすいか否かを示す指標です。2014年の発表には書かれていなかったので、過去の発表をもとに書きますが、母親指標は、女性指標と子ども指標から求められるのだそうです。女性指標は主に下記1.~8.から、子ども指標は主に下記9.~15.から算出されるのだとか。
- 産婦死亡のリスク
- 現代的避妊手法の使用
- 訓練を受けた医療従事者の立会の出産
- 女性の平均余命
- 女性の正規教育期間
- 男女間の給与所得の比率
- 産休・育休制度
- 女性の国政レベルでの政治への参加
- 5歳未満の子どもの死亡率
- 5歳未満の子どもの栄養不良児率
- 就学前教育就学率
- 初等教育就学率
- 初等教育就学の男女比
- 中等教育就学率
- 安全な水の利用率
子どもの死亡率の高さは、子どもの死に直面する親の割合の高さでもあるのですよね。。。
私ができることは何か。寄付や募金やボランティアもできるけれど、まずは、自分の子どもと自分にしっかりと向かい合うことだと、私は思います。
できることを、できることから、できる分だけ。
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