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2012年3月20日

日本マイクロソフト、「テレワークの日」の本当の目的。

日本マイクロソフトが3月19日に実施した「テレワークの日」について、マイクロソフト プロダクトマネージャの米野宏明さんが、ブログ「大競争時代の情報活用術」で、以下のように書かれていました。「テレワークの日」の本当の目的は、BCP(Business Continuity Plan、事業継続計画)ではなく、以下の引用部にあるとおり、別のところにあったのだそうです。

本日 「テレワークの日」 を実行した理由
  - 大競争時代の情報活用術
  - ZDNet Japan(2012年03月19日)

この試みには様々な目的が設定されている。会社のオペレーションとしては BCP がまずもっての動機であった。が、実のところ、これは本企画を通すうえで当方が使った方便の 1 つに過ぎない。本当の目的は、従業員に柔軟なワークスタイルの価値を再認識してもらいその実践者として全社員にエバンジェリスト (伝道師) になってもらうこと、そして今回の成果をレポートにまとめ外部に広く公開すること、にあった。

なるほど。全社員が「あのとき、できたよね」という成功体験の共有者になったら、強そう。なぜなら、“職場の理解が得られない”という課題が、かなり解決されるんじゃないかと思うから。

米野さんの記事の中で興味深かったのが、社内の合意形成に関する、以下の部分。

問題は、テレワークできない」 理由の多くが、単一の責任者で解決できないことにある。経営、人事、業務、施設、営業、サポート、様々なステークホルダー間で明確な基準なく、歴史的に決定している事柄が実に多いのだ。…略…たかだか 1 日のテレワークだけでも結構な数のステークホルダーの同意をとらなければならないのだ。

関係者間の合意形成がうまくいかないこと。不公平だと誰かが感じてしまうこと。これが新しいことを導入できない理由の一つだと思います。これってテレワークの導入に限らないことだけど。

誰かの負担が増えたり、誰かが損をしたりしないように、公平性が確保される仕組みだったらいいな。そうなったら、モチベーション、下がらないし。制度の運用部門の方には、ぜひ頑張っていただきたいです。

テレワークの件に限らず、これからも要望はあげていくつもり。

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