東日本大震災発生から1年
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震から1年が経ちました。あの日のことを考えると、まだ、胸がグッと締め付けられるかのようです。
ふりかえってみると、地震の後、3月から4月にかけての生活用品・食料品不足と計画停電、5月の母との別れ。今年の春は、精神的に辛いことが、立て続けにありました。辛かったけれど、「母親」という役割に対する責任を果たさなければいけないという思いがあったから、自分を律して、過ごしてこれたのかもしれないなと思います。
地震が起きた後、10日ほど経ってから、どこか外に行きたくて、とはいえ、遠くに行く気持ちにもなれなくて、出かけたところが東山魁夷記念館でした。ミュージアム・カフェでお会いしたおば様から、地震の後、お孫さんの笑顔に助けられたという話をおききしました。こんなふうに、お子さんやお孫さんに助けられた母親は、結構いるのではないかと感じました。
休日出勤も深夜残業も必要ならばするけれど、以前よりは少なくできるようにしています。朝、子どもたちを送り出してから出勤できるように、震災前からコアタイムをずらしてもらっています。これを継続できるように配慮してもらっています。他には、出かけたい場所には、出かけられそうなときに、先送りせずに前倒しして、出かけるように心がけています。特別なことはしていないけれど、毎日の子どもとの時間の積み上げ巾を、ちょっと大きくしている感じ。
柱のスクリーンに映し出される映像を、
みんな、静かに見ていました。
地震が起きたとき、私は東京都内の会社のビルの自分の席で、仕事をしていました。今まで経験したことがない凄い揺れでした。子どもたちのことと、実家のことが真っ先に頭に浮かびました。でも、強くなる揺れの中、できることは多くなく、私ができたことは、となりの席の後輩が差し出してきた手を握り、「大丈夫。落ち着いて。」と言うことだけ。
あの日のことを忘れないように、まとめたのが以下の記事。東日本大震災に関するテレビ番組を見たりしたせいもあると思うけれど、読み返してみたら、蓋をしてきた気持ちにも触れてしまい、またウルウルとしてしまいました。
2011年3月11日の記録
・ 地震発生から徒歩帰宅出発まで
・ 徒歩帰宅 (1)、(2)、(3)、(4)、まとめ
・ ツィートの記録
・ 写真の記録
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2011年3月11日 徒歩帰宅 by Google Picasa |
経験から学んだことは活かさないとね。
ワーキングマザーが災害のためにやっておくこと - windy's note
【緊急特集】ワーキングマザーが災害のためにやっておくこと #wmsaigai - ワーキングマザースタイル[wmstyle.jp]
娘も、地震の日のことは、まだ、結構、覚えているようです。首都直下地震に関するニュースが流れたりもしたらから、最近、ちょっと不安になっているように見えました。私だって不安。以下のような会話をしたのは、つい、先週のことだったりします。
「去年の地震、怖かったよ。放課後ルームの時計が(壁と垂直方向に)すごく揺れたの。机の前に座っていたら、揺れて机だけが動いていったの。その机の下にみんなで入ってからも、机が動いたんだよ」
「そっか。地震、怖かったよね。ママも怖かった」
「地震、もう、起きなければいいな」
「そうだね。起きないといいね。
でもね、地球は生きているから、また起きるよ」
ウソはつけないですから。
できることをやって、備えておこうと、話しました。
この地球の上で生きていく覚悟を胸に、
自分ができることを、自分ができる範囲で、
身近なところから、やっていこうと思います。
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・ ツアー:2日目:2)復興支援活動
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