ボランティア活動保険の入り方
ボランティア活動保険の入り方
「親子で行く東北復興サポートツアー」に参加するにあたり、ボランティア活動保険に加入しました。あちこち調べてみたのですが、インターネットにある情報だけでは、十分な情報を得ることができませんでした。そこで、居住地の社会福祉協議会に電話して、いろいろと教えていただきました。
以下、ボランティア活動保険に加入するまでにしたことを、紹介させていただきます。
◆1) 加入が必要か否か判断する
私が参加した「親子で行く東北復興サポートツアー」には、国内旅行傷害保険(天災危険保障特約付き)はセットされているのですが、ボランティア活動保険はセットされていませんでした。ツアーのパンフレットによれば、ボランティア活動保険の加入を希望する人は、居住地の社会福祉協議会で、各自で加入するようにとのこと。ボランティア活動保険は、旅行会社では販売できないのだそうです。
被災地のボランティアセンターが募集している、「東日本大震災」にかかわるボランティア活動をする人は、ボランティア活動保険の「天災タイプA」または「天災タイプB」への加入が必要な場合が多いのだと聞きました。
東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)の「災害ボランティア・活動ガイドライン Ver3.0」(PDFファイル)には、災害特約付きのボランティア保険に加入する必要性が書かれていました。
首相官邸の「東日本大震災への対応」の「ボランティア活動への参加をお考えの方へ」には、「万が一に備えて、ボランティア保険に加入しましょう。」と書かれていました。
他にも判断材料にした情報はありますが、自分が得た知識から総合的に判断し、ボランティア活動保険に加入することにしました。
◆2) ネットで情報収集する
ボランティア活動保険のパンフレットは、全国社会福祉協議会のWebサイトで見ることができます。
ボランティア活動保険パンフレット
(PDFファイル)
タイプは全部で4つ。うち、天災タイプは2つ。年間保険料は、以下のとおり。天災タイプに加入すれば、天災(地震・噴火・津波)によるケガも補償対象となることがわかりました。
年間保険料
- 基本タイプ A 280円
- 基本タイプ B 420円
- 天災タイプ A 490円
- 天災タイプ B 720円
補償期間は1年間。平成23年度の場合ですと、平成23年4月1日0時から平成24年3月31日24時までとのこと。年度の途中での加入であっても、補償期間は平成24年3月31日24時までです。
「ご加入いただける方」を読んでみたのですが、
社会福祉協議会およびその構成員・会員ならびに社会福祉協議会が運営するボランティア・市民活動センターなどに登録されているボランティア、ボランティアグループ、団体
とのこと。うーん、個人で加入できるのか分かりませんでした。。。
◆3) 社会福祉協議会の連絡先を調べる
不明点を確認したかったので、居住地の社会福祉協議会に電話してみようと考えました。社会福祉協議会を探す方法は、以下のとおり。
- 都道府県と政令指定都市の社会福祉協議会を探す場合
→ 全国社会福祉協議会のWebサイトで「都道府県・指定都市社会福祉協議会」を調べる。
- 政令指定都市以外の社会福祉協議会を探す場合
→ 都道府県の社会福祉協議会に問い合わせてみる。
→ 検索サイトで検索する。
検索キーワードの例:
例1) “千代田区 社会福祉協議会”
例2) “千葉市 社会福祉協議会”
◆4) 社会福祉協議会に問い合わせる
キーワード検索の結果、居住地の社会福祉協議会の連絡先が分かりました。電話で問い合わせた内容と、頂いた回答は、以下のとおりです。丁寧に、わかりやすく、応対していただきました。
Q. 個人でも加入できますか?
A. できます。
Q. インターネットか郵送で申し込めますか?
A. 窓口での手続きになります。加入手続きを完了したときから、保険が適用となるためです。
Q. 窓口で手続き可能な時間帯を教えてください。
A. 平日の10時から17時までです。
Q. 申し込みには、結構時間がかかりますか?
A. いいえ。混雑していなければ、すぐに終わります。
Q. ボランティア活動の内容がわかる資料を持参した方がいいですか?
A. 持参しなくても大丈夫です。
Q. 子どもの分の加入手続きは、保護者が代行できますか?子ども本人が窓口まで行かなくても手続きできますか?
A. 保護者の方がお子様の分も手続きできます。
◆5) 社会福祉協議会の窓口に行く
というわけで、フレックスで早めに仕事を切り上げ、社会福祉協議会まで出かけることになりました。市役所に近い場所でしたので、場所はすぐに分かりました。何度も行くほどは時間がとれないので、確実に1回で申し込みを完了できるように、窓口が開いている時間帯と、持ち物を事前に確認のうえ、出かけました。※慎重過ぎたかも(^^;
加入の手続きは、5分ほどで済みました。窓口に行き、氏名、住所、連絡先、年齢を名簿に書き、年間保険料を納めて、おしまい。未成年者が加入する場合には、保護者氏名と連絡先を記入します。
窓口の方が、すぐに、加入カードを持ってきてくださいました。
- 被災地での活動時には、加入カードの持参を。
- 何かあったら、裏面の電話番号に連絡を。
- 補償期間は、加入手続き完了時から、3月31日の24時まで。
とのことでした。加入カードは、お財布には入るけれど、パスケースには入らないサイズです。
補償期間は、通常、加入手続き翌日の0時から補償期間が開始されます。後で調べたら、どうやら、特例があるようで、加入手続きをした時から保険適用がスタートのようです。また、加入したときから1年間が補償期間なのかと思っていたのですが、そうではなく、加入手続き完了時から、年度末の3月31日までなのだそうです。
「親子で行く東北復興サポートツアー」参加レポート
・ はじめに
・ 準備:参加の目的
・ 準備:ボランティア活動保険に入る
・ 準備:災害ボランティア用品をそろえる
・ ツアー:1日目:移動日
・ ツアー:2日目:1)オリエンテーション
・ ツアー:2日目:2)復興支援活動
・ ツアー:2日目:3)地元の方との交流会
・ ツアー:3日目:世界遺産「平泉」見学
関連情報へのリンク
« 「父子で一緒に入浴」が子どもの成長に与える影響は? | トップページ | Kazumasa Oda Tour 2011 どーもどーも ~その日が来るまで~ »
« 「父子で一緒に入浴」が子どもの成長に与える影響は? | トップページ | Kazumasa Oda Tour 2011 どーもどーも ~その日が来るまで~ »
コメント