日立製作所、夏の節電期間における育児・介護中の社員の支援施策を決定
日立製作所は、休日輪番、夏季休暇取得の分散といった今夏の節電施策に関連し、社員支援の取組みを決めたのだそうです。今回の社員支援の取組みは、以下の3つとのこと。
- 育児・介護施設などの費用補助
- 事業所内臨時託児所の設置
- 在宅勤務・フレックスタイム制勤務制度や育児・介護休暇制度の活用促進
情報源は、以下のプレスリリースです。
夏期の節電施策実施期間における育児・介護中の社員の支援施策について - ニュースリリース - 日立(2011年6月8日)
日立製作所は、厚生労働省の「仕事と生活の調和プロジェクト」参画企業です。ワーク・ライフ・バランスの先進企業だと思います。同じ業界の他の企業のお手本となるように、よい流れを作ってほしいな。
厚生労働省-仕事と生活の調和推進プロジェクト
・ 参画企業10社の主な取り組み
日立製作所が決定した、社員支援策の一つめは費用補助。サービス・施設の利用料として、1人1日1万円。入会金は2万円、年会費は1万円を上限に、費用を補助して頂けるとのこと。入会金と年会費も補助と、というところがいいですね。節電施策で就業日が土日に変更になった場合に、助かるかも。
土日に利用できるサービス・施設が少ない場合、労働組合と会社が協力して、臨時の事業所内託児所を設けるのだとか。詳しくは、以下のプレスリリースに書かれています。
いいんじゃない?!と思ったのは3つめの社員支援策。節電施策のため、ということではなさそうですが、
1日単位で何回でも使える「在宅勤務制度」
1日単位で分割取得できる「育児介護休職制度」
って、ありがたいかも。分割取得、何回でも、は魅力的。
こういった支援策が充実していれば、夏の消費電力を平準化させることを目的に、休日輪番することになったときに、預け先がないから休みます。ということにはなりにくいんじゃないかと思いました。
時事ドットコムの記事(2011年06月08日)によれば、「日立はこれらの施策を実施するため、最大3億円の予算を組んでいる。」のだとか(^^; 手厚い社員支援策には、相応のお金が必要なのですね。どの会社にもできる施策ではないと考えますが、子育て中の保護者の「困った」を解決する取組みの参考にはなるんじゃないかと、私は思いました。
関連情報へのリンク
« 「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」展 | トップページ | [東日本大震災]2011年3月11日徒歩帰宅。つぶやきの記録と、ツイッターに助けられたこと。 »
« 「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」展 | トップページ | [東日本大震災]2011年3月11日徒歩帰宅。つぶやきの記録と、ツイッターに助けられたこと。 »
コメント