子ども手当拡充の法案取り下げ、政府方針
民主党は、3月29日、3歳未満の子どもへの支給額を月2万円に拡充する平成23年度の子ども手当法案を、取り下げる方針を決めたのだそうです。平成22年度の子ども手当を半年間延長する、「つなぎ法案」の年度内成立を優先するためとのこと。
平成23年度子ども手当法案の概要は、以下のとおりでした。
- 金額: 3歳未満の子ども一人につき月額2万円。3歳以上中学校修了前の子ども一人につき月額1万3千円。
- 支払い先: 父母等に支給。所得制限なし。
- 支払月: 平成23年6月、10月、平成24年2月、6月。
- 保育料を子ども手当から直接徴収できるようにする。
- 学校給食費等については、父母などの同意により子ども手当から納付できる仕組みとする。
法律案は、下記のリンクから確認できます。
厚生労働省が今国会に提出した法律案について
(第177回国会(常会)提出法律案)
(平成23年1月28日提出)
つなぎ法案の期限は、2011年9月まで。この期間を使って、平成23年度の子ども手当法案の成立を目指すことになるようです。
子ども手当拡充の法案取り下げ、政府・民主方針
政府・民主党は29日、自民党や公明党の求めに応じ、3歳未満の子どもへの支給額を月2万円に引き上げる2011年度の子ども手当法案を取り下げる方針を固めた。野党の要求に応じることで、現行の子ども手当を半年間延長するつなぎ法案の年度内成立を図る狙い。野党側も参院での採決に応じる方針で、4月以降も月額1万3千円の支給が続くことになる。
引用元: 日本経済新聞(2011年03月30日)
他の記事でも書きましたが、今は、東北地方太平洋沖地震の復興に、国民が納めた税金が、ちゃんと使われてほしいな、という気持ちが強いです。今までのやり方、いつものやり方では、適さないと思うから、政府には、うまい舵取りを期待したいところです。
P.S.
仕事柄、税制改正法案の行方が、とっても気になっています。
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関連情報へのリンク
- 質問なるほドリ:「子ども手当」廃案なら、なぜ児童手当が復活?- 毎日jp(毎日新聞)(2011年03月02日)
- 厚生労働省:子ども手当について
- 厚生労働省が今国会に提出した法律案について
(第177回国会(常会)提出法律案)
(平成23年1月28日提出)
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