大地が見せる地球の鼓動 ~雑誌Newton 特集「地球」~
雑誌「Newton (ニュートン) 2010年9月号」を、Amazon携帯サイトからオーダー。創刊350号記念。特集は「地球」。
「大地が見せる地球の鼓動」の写真のページたちから読み始めた。写真が美しい。地球の力を否応なしに見せつけられる。素晴らしい。この一冊は間違いなく保存版だ。
Newtonは中とじで製本されている雑誌である。最初に開いたのは、中とじのちょうど真ん中のページ。茶色の縞模様の波の写真が掲載されていた。アメリカ、コロラド高原にある、「ザ・ウェイブ」と呼ばれている場所なのだとか。風と水が生んだ陸上の波。
1枚、ページをめくってみた。グリーンランドの「フランス氷河」。流れていくようすが分かる。1日数十センチメートルから10メートルほど動くのだという。氷の塊の重力で、低いほうに流れていくのだとか。
さらに次の写真をみた。ググッと捻じ曲げられた地層の写真。地層でなく、岩盤の層が、折りたたまれたようになっている。左下に写っている人が、小さく見える。
3枚の写真を見た。
3回、わぁっと思った。
地球の鼓動。
それを押しとどめる力を知らない。
悠久の時をかけ、変化してきた地球。
その地球の上に私たちはいて、
その地球とともに歩んでいる。
深淵な気持ちになる。
自然を崇拝する気持ちが強くなった。
雑誌「Newton (ニュートン) 2010年9月号」。地球の特集。本棚にしまわずに、リビングの、子どもたちの目につく場所に、何気なく置いておくことにした。私ひとりがこの「地球」を享受するのは、もったいなさすぎるから。
と思ったのだが、写真から受けたインパクトがあまりにも強かったから、中学生の息子に声をかけてしまった。
「ね、これ見ない?すごいよ」
「ここ、行ったことある」
「え?なんで??」
「修学旅行で行った。オレ、写真撮った」
と、意外な言葉が返ってきた。
ちょうどそのとき見ていたのは、ねじ曲がった岩盤の層の写真。Newtonに載っている写真だから、てっきり外国の場所だと、私は思い込んでいたのだ。読んでみると、ちゃんと書いてある。日本だ。紀伊半島から四国南部、そして九州南部へとつながっている層なんだとか。
修学旅行で息子が行ったのは、大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)。しばらく、息子の説明を聞いていた。どうしてこういう層ができたのか、教えてもらった。なるほど、川下りに行ったはずなのに、川でなく、岩の写真がたくさんあったのはそういうことだったんだなぁ。やっと理解した。
息子の許可を得て、修学旅行で撮影した写真を、以下に何枚か載せてみた。写真を通して、息子の視点で、地球の力を、改めて見てみた。
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