児童虐待相談対応件数44,210件
2009年度(平成21年度)に、全国の児童相談所で対応した児童虐待相談対応件数は、速報値で44,210件だったそうです。対応件数のグラフは、右肩上がり。児童虐待に関する相談件数全体が増えていることがうかがえます。
出典: 児童虐待相談対応件数の推移
厚生労働省 - 児童相談所における児童虐待相談対応件数(PDFファイル)
一様に増えているわけではなく、都道府県別にみると、デコボコがあるようです。たとえば、前年比だと、三重県は1.37倍、茨城県は1.34倍、長崎県は0.69倍、島根県は0.78倍。件数だと、大阪府は315件増、神奈川県は377件減。といった感じです。
◇ ◇ ◇
児童虐待に関する相談・通告は、
児童相談所で受け付けてくれます。
困った時には相談を、「おかしい」と感じたら通告を。
でも、いざその時になったら、
相談する勇気が出せるかなぁ。。。
他の記事でも書きましたが、そんな勇気は出せないかもしれません。「通報できるものなら、してみろ!」と怒鳴りながら、子どもに暴力をふるい、「俺が暴力をふるうのは、全部お前のせいだ」と母親を責める父親もいるのです。
しつけという名目で、児童虐待ととれることをしてしまっていないか、自分の子育てを振り返ってみると、いいのかもしれません。自分の気持ちに気づくかも。
◆児童相談所一覧
引用元: 厚生労働省
- 平成22年度全国児童相談所一覧
- 児童相談所全国共通ダイヤル
- 共通ダイヤルの番号
0570-064-000 - 仕組み
全国共通ダイヤルに電話をかけると、発信された電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話を転送します。
- 共通ダイヤルの番号
◆「子どもを虐待から守る5か条」
引用元: 厚生労働省リーフレット
一、「おかしい」と感じたら迷わず連絡(通告)
→「通告は義務=権利」
ニ、「しつけのつもり…」は言い訳
→「子どもの立場で判断」
三、ひとりで抱え込まない
→「あなたにできることから即実行」
四、親の立場より子どもの立場
→「子どもの命が最優先」
五、虐待はあなたの周りでも起こりうる
→「特別なことではない」
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関連情報へのリンク
- e-woman 佐々木かをり対談 win-win
第122回 児童相談所 心理職 鈴木 淳子さん
この対談記事は、児童相談所を知るための参考になります。読み応えがありますよ。 - オレンジリボン運動公式サイト
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