「トリック・アートの世界展」(後編)
「トリック・アートの世界展」の記事をブログに書こうと思い、チケットを取り出してみてビックリ!チケット、破れちゃったのかと思いました 帰宅後も、私は見事にだまされてしまったわけですね
この記事は、『「トリック・アートの世界展」(前編)』からの続きです。前編では、美術館フロアからの眺めを中心に紹介させていただきました。後編では、「トリック・アートの世界展」の感想を中心に書いています。
トリック・アートの世界展 -だまされる楽しさ-
会期: 2010年7月10日(土)~8月29日(日)
10時から18時まで、金曜日は20時まで
※入場は閉館の30分前まで。月曜定休。
会場: 損保ジャパン東郷青児美術館
(東京都新宿区西新宿1-26-1)
料金: 一般1000円、シルバー(65歳以上)800円、
大学・高校生600円、中学生以下無料
◆「トリック・アートの世界展」の感想
「トリック・アートの世界展」、かなり楽しめました。“目に見えるものだけがすべてではない”と、会場のどこかに書かれていたのですが、それを体感できたと思います。モノゴト、別の面からもとらえてみること、忘れちゃいけないんだなって、再認識。
小学校高学年以上のお子様だったら、子どもでも楽しめると思います。それよりも小さなお子様でも大丈夫だと思うのですが、もしかしたら、だまされる楽しさが分からないのではないかと(推測)。中学生以下は無料というのは魅力的!
展示作品の中で、私が気に入った作品を2つ挙げさせていただきますね。
一つめは、高松次郎さんの影の作品「No.190」。板にフックがついていて、複数方向からあてられた光で出来たフックの影が、板に描かれています。その影の一つに、フックにはかかっていない鍵も描かれているのですが、存在しないはずの鍵が、とってもリアルに、そこにあるかのように感じられるのが、不思議でした。
二つめは、福田美蘭さんの作品「侍女ドーニャ・リア・アウグスティーナから見た王女マルガリータ」「幼児キリストから見た聖アンナと聖母」など。古典的名画に描かれている人物の視点で、その名画が描きなおされているんです。一つのシーンを、名画を描いた画家とは異なる視点で描いていることが、興味深かったです。
高松市美術館の収蔵品が、多く展示されていたようでした。
◆常設展示
この日の午後は、仕事はお休み。午後の一つめの予定が早く終わってしまったため、二つめの予定との間の時間がぽっかりと空いてしまいました。この空き時間を利用してふと立ち寄ったのが「トリック・アートの世界展」。下調べなしの状態で「トリック・アートの世界展」に行ってしまいました。ですので、常設展示があることを、すっかり忘れていました(^^; 常設展示コーナーまで行って、思い出しました。損保ジャパン東郷青児美術館には、ゴッホの「ひまわり」があるんですよね!
「トリック・アートの世界展」を順路どおり進み、最後の方にある、暗めの明かりの部屋の中に、展示されていました。この部屋に常設展示されているのは、以下の3作品。
中でも、ゴッホの「ひまわり」には、ひかれました。作品の前にはソファーが用意されていたので、しばらく、「ひまわり」をみて、過ごしました。よい時間を過ごさせていただきました。
1時間半ほどでしたが、「トリック・アートの世界展」&常設展示を堪能させていただきました。
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