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2009年11月29日

事業仕分け、安心子育て環境整備事業は「廃止」に

政府の行政刷新会議ワーキンググループの「事業仕分け」の結果、安心子育て環境整備事業は「廃止」との評決になったようです。

安心子育て環境整備事業は、経済産業省の「安心ジャパン・プロジェクト」の事業の一つ。親プロジェクトである「安心ジャパン・プロジェクト」全体が廃止の評決だったために、安心子育て環境整備事業も廃止になった、という経緯のようです。

気になったのは、評決コメントにも評決結果にも、「子育て」の文字列が一か所も存在しなかったこと。行政刷新会議のWebサイトに掲載されている情報だけでは、安心子育て環境整備事業について、55分間の事業仕分けの場で討議された内容は、残念ながら把握できませんでした。

行政刷新会議「事業仕分け」 事業番号2-56
  モデル事業(3) (安心ジャパン・プロジェクト)
  配布資料評価コメント評価結果
  (PDFファイル)

上記の経緯を知って考えたこと。
大きなプロジェクトに含まれている事業で、プロジェクト全体が廃止の評決になったために、日の目を見ずに廃止されてしまいそうな事業が、他にもあるんじゃないかなぁ。

経済産業省、文部科学省では、事業仕分けに対する意見を募集しています。評価結果に意見のある方は、ぜひこの機会に

経済産業省の予算事業に関するご意見の募集(METI-経済産業省)
  ※締切日が書かれていないのですが、早めが良いと思います。
行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください:文部科学省
  ※締切日は2009年12月15日です。

経済産業省「安心ジャパン・プロジェクト」の
 「安心子育て環境整備事業」について

「安心子育て環境整備事業」のについて、ちょっと調べてみました。その結果をメモしておきますね。
情報源: 経済産業省 - 平成22年度予算概算要求等に係る事前評価書

■政策名
3.ものづくり・情報・サービス産業政策
■施策名
17. サービス産業強化
■施策目的  ※長期的インパクト
少子高齢化やサービス経済化が急速に進展する中で、サービス産業の効率と質を引き上げ、サービス産業全体の生産性を向上させることにより、日本経済の持続的成長を図る。

■事業内容 (3)安心子育て環境整備事業
地域の企業、保育サービス事業者、自治体等の連携やITの導入等により、効率的で新しい事業所内保育施設の事業モデルを確立し、中小企業を含む地域の企業の人材確保手段の充実と地域の子育て環境整備、待機児童問題の解決に貢献する。具体的には、全国で数カ所のモデル事業を公募・選定して新しい事業モデルに係る実証研究等を実施し、地域の連携モデルや技術を活用した子育てサービスの効率化、高度化等について、全国に普及可能な事業モデル(標準等)を開発する。

■事業の必要性 (3)安心子育て環境整備事業
少子高齢化の急速な進展により、労働力人口の減少が懸念される中、企業が女性など優秀な人材を確保し、我が国の持続的な経済発展を支えるための基盤である子育てサービスの充実は重要な課題である。
政府の少子化対策においては、待機児童問題の解決等の様々な課題に取組んでいるが、地域における子育て支援の強化の観点等からは、事業所内保育施設の設置推進が期待されているところである。しかしながら、主にコストの問題から、取組は一部の大企業等によるものに止まっているのが実態であり、中小企業を含めた地域の企業の人材確保手段の充実や地域の子育て環境整備の観点から、中小企業等にも取り組める、効率的な事業所内保育施設の事業モデルの確立が必要とされている。なお、本事業で開発される新しい事業モデルは、事業所内保育施設に限らず、現下の課題である子育てサービスの充実、効率化に幅広く適用できることが期待されるものでもある。

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