育児中の社員と上司の間に横たわる「9つの誤解」
『育児中の社員と上司の間に横たわる「9つの誤解」』という記事が、@IT自分戦略研究所に載っていますので紹介します。これは、日本ヒューレット・パッカードの社内イベント「産休・育休に関する説明会・交流会」での『9つの思い込み』に関する講演内容を紹介した記事です。
『9つの思い込み』とは、以下のとおりです。
妊娠・育児中の女性の思い込み
- 「説明しても周囲は分かってくれないだろう」
- 「私は妊娠している
/子どもがいるから大変なんだ」- 「私には育児制度を使う権利がある」
男性の思い込み
- 「男のくせに育休や短縮勤務を利用したいなんていったら、マネージャはいい顔しないだろうし、周りに迷惑が掛かるだろうな」
- 「キャリアに響くだろうな」
マネージャの思い込み
女性部下が妊娠したら
- 「だから女性は使いづらいんだ」
- 「育児で大変だろうから、仕事量を減らした方がいいのかな?」
男性部下が育児に関する制度を
利用したいといったら
- 「なんで男性が育児をするんだ」
- 「育児は女性がした方がいいんだ。いや、すべきだ」
引用元: 育児中の社員と上司の間に横たわる「9つの誤解」 - @IT自分戦略研究所(2008年09月16日)から抜粋
上で引用させていただいた記事では、それぞれの思い込みに対する反論が書かれているのがいいなと思いました。上の9つのようなことを考えている方がいらっしゃいましたら、「反論」の部分を読んでみてもいいかも。「育児」と書かれている部分を、「介護」や「病気」に置き換えてみたら、他人事に思えなくなって、思いこみは少なくなるかも。
◇ ◇ ◇
「説明したけれど周囲は分かってくれなかった」という場合もあるかと思います。私にもそういう経験があります。分かってくれたけれど、育児関連の制度を使えなかった経験もありました。分かってもらえなかったのは、自分がきちんと伝えられなかったからだと感じたこともありました。説明しても、満足のいく回答を得られなかったこともありました。相手がうっかりしていただけのこともありました。
その反面、説明した結果、わかってもらえた気持ちもありました。共感してくれる仲間が増えたこともありました。希望が通らなかったときには、別の選択肢を考えることもできました。本当に大切なことは何なのか、考えることもできました。
自分の中で考えているだけでなく、話してみるのはいいことかも。
最近、なくなってほしいなと考えているのは「子どもが大きくなったのだから、子育ては大変ではないだろう」という周囲の人たちの思い込みです。子どもが小学生になったらなったで、中学生になったらなったで、別の子育ての課題は出てくるのです。このことを分かってもらおうとして説明したら、「子どもが大きくなったのに。。。それって、あなたの子育てが悪かったからでしょう?!」と言われてしまうのが怖い。これって私の「思い込み」なのかも。先輩ママさんや同じ年代のお子さんの子育てをしているワーキングマザー仲間には共感してもらえるのですが。
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