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2008年8月27日

グーグル、豪華な福利厚生の大半を廃止へ

米フォーチュン誌が毎年発表している「働きがいのある会社ベスト100」の第1位に選ばれたGoogle。その子育て支援制度をちょっと調べてみました。

きっかけは、以下の記事を目にしたこと。

グーグル、豪華な福利厚生の大半を廃止へ
――同社を去る従業員が増加

…略… これまでGoogleの従業員は、無料の食事や進んだ出産支援制度、敷地内のスポーツ・クラブ、洗車/オイル交換設備など、きわめて恵まれた待遇を受けていた。しかし、最近出た米国New York Times紙の記事によると、こうした制度の大半は廃止される見通しという。

…略… この記事を書いたジョー・ノセラ(Joe Nocera)氏は、「Googleも、他の企業と同様、デイケアは福利厚生の一環ではなく、贅沢と考えるようになったようだ。同社も、急速に普通の企業へと変貌しつつあるのだろう」と結論づけている。
引用元: Googleウォッチ - Computerworld.jp(2008年08月26日)

「進んだ出産支援制度」って、どんな制度なんだろう?というわけで、ちょっとだけ、調べてみました。

まず、Googleの日本での福利厚生について書かれているページにアクセスしてみました。出産支援に関連のありそうな部分は、以下のとおり。

出産および育児に関するもの

  • 産前産後休暇、育児休暇
  • パタニティ休暇
    配偶者の出産時および養子縁組時に、最高約一ヶ月有給で休暇を取得できます。
  • 産前産後休暇からの復帰祝い金

引用元: Google 人材募集 > 応募ガイドライン > 勤務条件と福利厚生

「パタニティ休暇」以外にも何かあるんじゃないかな? Computerworld.jpの記事は米国Googleに関するものだったので、米国のサイトにも行ってみました。関係がありそうな部分を抜粋してみたのが以下。Take-Out Benefitの部分は、私は他では聞いたことがありませんでした。

Maternity Benefits
up to 18 weeks off at approximately 100% pay

Take-Out Benefit
To help make things easier, new moms and dads are able to expense up to $500 for take-out meals during the first 3 months that they are home with their new baby.

Back-Up Child Care
As a California employee, when your regularly scheduled child care falls through Google will provide you with 5 free days of child care per year through Children’s Creative Learning Center (CCLC). 13 Bay Area locations serving ages 6 weeks - 12 years.

Adoption Assistance
Google assists our employees by offering financial assistance in the adoption of a child.

引用元: Google Jobs Benefits から抜粋

おやつやドリンク無料っていうのもすごい福利厚生だと思ったけれど、これも廃止されちゃうのかな。

福利厚生。豪華すぎる必要はないと思うけれど、福利厚生に存在している制度の適用を受けるのに、上司に依存とか、職場の雰囲気に依存とか、明文化されていない壁に阻まれることなく使えるのがいいかも。そして、制度を使わせていただくときには、奢ることなく、感謝の気持ちを忘れないように心掛けたいものです。

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コメント

いい記事を教えてもらいました。ありがとう。
自分に関係のないヨソの会社のこととはいえ、技術者の理想郷のような同社の福利厚生制度がなくなっちゃうのは寂しいですね。

たしかに。ちょっとさみしいかも。
子育てしていますとか、家族が病気ですとか、介護していますとか、人それぞれいろんな背景があるわけで。そういった背景を理解してもらえて、後ろめたい思いしなくていい職場環境のほうが、プラスαの福利厚生よりもずっとありがたいと思うんだけど。

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