「働きながら子育て」するために
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)ダイバーシティ推進課の小澤さんに対するインタビュー記事「働きながら子育て」がITエンジニアの最適解」が、@IT自分戦略研究所のWebサイトに掲載されています。
この記事の中から、二つの点をピックアップして紹介します。特に2点目の『「働きながら子育て」するためのアドバイス』は子育て中の方、全員に役立つのではないかと思います。
「働きながら子育て」が
ITエンジニアの最適解である理由
実際にITエンジニアはキャッチアップの意識が高く、産後なるべく早い時期に復帰することを望む社員も多いそうだ。「そうした要望に応えるには、短時間勤務制度や在宅勤務制度の充実が必要だと考えました。
…中略…
長く休業するよりも短時間で働きながら育児をするという方が、ITエンジニアとしてのスキルが衰えないため、個人にとっても会社にとってもメリットがあるのではないかと思います」
引用元: @IT自分戦略研究所
もし状況が許すのであれば、上の引用部にあるように、短時間勤務で働きながら育児することには賛成です。なぜなら、私自身、そうしてきた経験を持っているからです。
私の場合、下の子の時は、育児休職を1ヶ月取っただけで復職しました。その時、娘はまだ本当に幼かったので、「お世話してあげなければ」という気持ちと「働きたい」という気持ちの両方を満足させるために、短時間勤務を選択しました。また、長く休んでしまうと、ついていけなくなってしまうという不安もありました。短時間勤務を利用した、早めの復職は、この不安もぬぐってくれました。当時の上司には、短時間勤務で復職してくれた方が、長期間休まれるよりも助かるという気持ちもあったようです。
「働きながら子育て」するためのアドバイス
優先順位の高い仕事から片付けていれば、ある日突然子どもが熱を出したとしても、周りの人に掛かる迷惑は100ではなく30くらいになります。また、周りの人の協力を得るばかりでなく、自分ができることは協力するということも大切です。
…中略…
『制度ばかりに寄り掛かっている』と思われないためにそういった自覚が必要だということも、きちんとアナウンスして、意識付けをしていかなくてはいけないと思っています。育児をしながら仕事をすることは負担が大きいのは確かです。でも自分で選んだ道ですから、協力を得ながら働いていく態勢を自分でつくっていかなくてはいけない。それは制度の利用以上に大切なことです。
引用元: @IT自分戦略研究所
自分はできているかな?記事を読み終わった後、チェックしてみました。確認する、いい機会になったかも。
ワーキングマザーである私が、周囲の協力を得るために、上司が変わるたびに、上司に伝えてきていることは、主に以下の二つです。
- 核家族家庭であり、近くに頼れる親戚がいない。このため、保育園のお迎えには、私か旦那様のどちらかが必ず行かなければならないこと。
- 会議は、可能な限り、残業時間は避けていただきたいこと。
家庭の事情を言ってもいいものか、図々しいんじゃないかと悩んだこともありましたが、お迎えに行かなければならない状況は変わりません。最初の頃は、かなり自分を励まして、思い切って上司に言ってみた記憶があります。ありがたいことに、かなり配慮していただけています。ただ、会議については、残業時間に食い込んでしまうこともしばしばあるので、途中で会議を抜けさせていただいたり、私の報告順を先にしていただいたりしました。これって、結構、気まずかったりします。。。
他にも、以下のことを、心がけているつもり。
・ 安心して任せてもらえるような得意分野をもつこと。
・ その分野のスキルを磨くこと。
・ できることには、積極的に協力すること。
うまくいかないことも多いけれど、試行錯誤しながら、「働きながら子育て」することを、頑張っていきたいと思います。
関連情報へのリンク:
- @IT自分戦略研究所 - スキルとキャリアをじっくり考えたいITエンジニアのために
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