席を譲ってもらった妊婦さんが増加
コンビの「ニンプタウン」におけるアンケートによれば、電車を使う妊婦さんのうち67.2%の方が、席を譲ってもらった経験があるのだそうです。前年の調査では44%でしたので、より多くの妊婦さんが、席を譲っていただく経験をしていることになります。
妊婦さんに配慮する傾向が高まってきているのかも。
「電車の中で席を譲ってもらった経験に関するアンケート」(PDFファイル)
期間: 2007年06月01日から2007年06月15日まで
対象者: コンビタウンの中のニンプタウン利用者のうち、
現在妊娠中の人。
回答数: 660人
◆席を譲ってもらったことのない妊婦さんが減少
上で62.7%と書きましたが、これは、一度でも席を譲ってもらった経験がある妊婦さんの割合です。「頻繁にある」「たまにある」「めったにない」を足し合わせたもの。この中でも、「たまにある」と回答した妊婦さんの割合が、前年の1.9倍(16%→30.0%)にほぼ倍増しています。それに伴って、「全くない」と回答した妊婦さんの割合は、前年の0.6倍(44%→27.7%)に減少しています。
◆優先席に座るか?
「妊娠中、電車に乗る際に優先席に座りますか?」という調査項目が、今回、追加になっています。席が空いていれば、優先席に限らず座ると回答した妊婦さんが94.2%。大多数を占めました。「自分から妊娠中であることを伝えてでも必ず」優先席に座ると回答した妊婦さんは、0.9%いました。つわりの時期やおなかが張っているときなど、もしかしたら私もそうしたかもしれません。
◆優しい社会になった?
「初めて席を譲ってもらったときの妊娠月数は?」の調査項目で比較してみましたが、前年と今年では、ほとんど変化は見られませんでした。おなかが目立つようになる妊娠中期以降が、やはり多いようです。
これは、マタニティマークの効果というよりは、妊婦さんに配慮するようになったからとみる方が妥当かもしれませんね。マタニティマークをつけていない妊婦さんの方が多いと思うから。
首都圏の駅でマタニティバッジが配布されたり、雑誌の付録になっているせいか、以前に比べたら、多くの妊婦さんがマタニティマークをつけるようになってきていると感じます。しかしながら、このように変化してきている社会であっても、私が今、妊婦になったとしたら、やっぱり、マタニティバッジはつけないと思います。マタニティバッジを否定しているわけではないのです。調子が悪くなってしまったら助けてほしいけれど、そうでなければ私は特別扱いしてほしいとは考えないので。それに、妊婦でなくても、別の理由で助けてほしいと思っている人がいる可能性もあるのです。妊婦さんを含めて、周囲の方々に気を配れるようでありたいと考え、日々、そうしてきているつもり。
私と息子の二人で電車に乗って出かけたときのこと。二人並んで座っていたのですが、息子がスッと立ち上がって、年配のおばさまに席をゆずったことがありました。息子が自分の判断でとった行動。カッコよかった!
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