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2007年1月29日

働きがいのある会社ベスト100 (for 2007)

米フォーチュン誌が、毎年発表している
「働きがいのある会社ベスト100
 Fortune 100 Best Companies to Work For 2007
が、今月10日に発表されました。
もっとも働きやすい会社に選ばれたのは Google だったそうです。

【追記】2008年のランキングの紹介記事はこちらです。

Google、Fortune誌の「働きやすい企業」トップに
 無料カフェテリアなど社員に充実した福利厚生を提供している米Googleが、Fortune誌の「働きやすい企業トップ100」ランキングで1位を獲得した。
 同誌によれば、Googleは社員に無料カフェテリア、スイミングスパを提供し、無料の医師を社内に置き、また社員が就業時間の20%を自分の独自プロジェクトに当てることを推奨している。同社に1日に1300通の履歴書が送られてくるのも当然だと同誌は述べている。
…中略…
 このほかIT関連企業では、Network Applianceが6位に、Cisco Systemsが11位、QUALCOMMが14位、Adobe Systemsが31位、Intuitが33位、Yahoo!が44位、SAS Instituteが48位、Microsoftが50位にランクインしている。
引用元: ITmedia News: ニュース

Fortuneの「Google: New No.1」と上の記事を読んで、従業員を大切にしているように感じました。昨年の、ベスト100に選ばれた会社のリストを見てみましたが、去年のリストにはGoogleは載っていないんです。ランキングに応募していなかったかも。

SASのプレスリリースに、ベスト100の選出方法が載っています。「従業員の意見に比重が置かれ、合計点の3分の2が従業員のアンケート結果」なのだそうです。つまり、ベスト100にランキングされている会社は、社員の満足度が高い会社であるといえそうです。

フォーチュン誌の「最も働きがいのある会社ベスト100」は、サンフランシスコの研究機関、Great Place to Work Instituteのロバート・レベリング(Robert Levering)氏とミルトン・モスコウィッツ(Milton Moskowitz)氏によって、「各社の方針/企業文化の評価」と「従業員の意見」の2つの基準を基にまとめられました。特に従業員の意見に比重が置かれ、合計点の3分の2が従業員のアンケート結果によるものです。
…中略…
ここ10年間で、米国の職場環境は劇的に変化しました。1998年当時、フォーチュン誌のリストに選出された企業のうち在宅勤務を実施していたのは18社でしたが、現在では82社に上ります。また、妻や夫などの同棲者に対する福利厚生を実施していたのは当初28社だけでしたが、現在では70社です。
引用元: SAS - プレスリリース

同プレスリリース記事には、SASが、連続10年、ベスト100に選ばれていることが書かれています。「子育て支援(Child Care)」、「医療保険(Health Care)」、「ワークライフバランス(Work/Life Balance)」で上位にランクインしているそうですよ。

注目すべきなのは、同プレスリリースに書かれていた、ベスト100に関するちょっと興味深い文章です。アメリカの職場環境はこの10年で劇的に変化したのだそうです。アメリカの後を追いかけるように成長してきた日本。日本の企業の職場環境面で、アメリカの企業と全く同じことを期待するのは現実的ではないけれど、特に、ワーク・ライフ・バランスの面でのいい取り組みは、取り入れていってもらえたらいいんじゃないかなと思っています。

会社によって、結構差はあるのですね。
ちょっぴりうらやましくも思えてしまうけれど、
私は恵まれている方だと思うし、
まずは、私は私の場所で私のできることを頑張ります☆

ちなみに、子育て支援(child care)部門の上位6社は、以下のとおりです。ベスト100に選ばれた会社を、企業内託児所の料金の安い順で並べると下のような順位になるそうのだとか。
※情報源:Fortune 100 Best Companies to Work For 2007

  1. Men's Wearhouse
  2. SAS Institute
  3. Baptist Health South Florida
  4. Aflac
  5. Memorial Health
  6. Bright Horizons

ベスト100に選ばれた会社の32%が、低料金の企業内託児所があるのだとか。上位6社を抜き出してみましたが、今年1位にランクインしたMen's Wearhouse以外は、昨年の上位5社です。リスト全体を眺めても、上位にランクインしている会社は、昨年と同じ顔ぶれが多いように思いました。

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コメント

すばらしいですよね!日本のGooglもすごい変わっていてで、社員が採用に積極的に関わり、社員全員がOKを出さないと採用されないんだとか。また、お昼はバイキング形式で全部タダ!お昼ごはん代は会社が負担しているのです。
それだけではありません!
1日3食タダ!飲み物・おやつまで全て会社が負担だそうです。なにげない雑談の中に仕事のヒントがあると言うのが考え方らしいです。
この部分だけみるとうらやましいのですが、実際お仕事もハードなんでしょうね!

★働くママ税理士さん
頂いたコメントの「おやつまで全て会社が負担」の部分に、“おー!”と思わず反応してしまいました(^^; GOODな社員食堂っていうのも、社員満足度をアップさせちゃいますよね。

関連URL(社員食堂関連):
 zdnet - Ziddyちゃんの「私を社食に連れてって」

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