男女平等指数、日本は先進国最低の79位
世界経済フォーラム(World Economic Forum)が発表した「The Global Gender Gap Report 2006」によれば、日本の男女平等指数は、調査対象115カ国の中で79位だったそうです。先進国の中では最低とのこと。
全ランキングは、以下のURLから見ることができます。興味のある方は、ぜひ、1位から順に、国名だけでも見てみてください。日本の現在位置を感じられるのではないかと思います。
→ 『The Global Gender Gap Report 2006』(PDFファイル)
★ お知らせ ★
この記事は、2006年の評価結果を紹介しています。
2007年の評価結果は、こちらの記事をご覧ください。
2008年の評価結果は、こちらの記事をご覧ください。
男女間格差が少ない国トップ10は以下のとおりです。
北欧諸国が上位を占めていることがわかります。
スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランド、
ドイツ、フィリピン、ニュージーランド、デンマーク、
イギリス、アイルランド
以前に比べたら、結構良くなってきたんじゃないかなぁと思っていたのですが、地球レベルで考えると、日本はまだまだなんですね。もうちょっと上位にランクされるんじゃないかと考えていたのですが。
男女平等指数、日本は先進国最低の79位・世界経済フォーラム
世界経済フォーラムは21日、世界各国の男女差別の度合いを指標化した2006年の「ジェンダー・ギャップ指数」を発表した。初調査だった昨年の58カ国から115カ国に調査対象を広げた結果、日本は38位から79位へと大きく後退。女性が仕事に就いている割合や国政への参加率が低いといった実態を反映し、先進国で最低の評価となった。
引用元: NIKKEI NET:国際 ニュース
このブログの関連記事(男女平等指数関連):
- 男女平等指数、日本は91位に後退(2007年11月12日)
2007年の評価結果を紹介しています。
このブログの関連記事(国際調査関連):
- 「家庭教育に関する国際比較調査」
(2006年08月07日) - 幼児の生活アンケート・東アジア5都市調査
(2006年02月13日) - 男性の育休取得率が79.2%の国
(2005年07月21日)
関連情報へのリンク:
- World Economic Forum:
The Global Gender Gap Report 2006- Country Profiles: Japan (2006)(PDFファイル)
国別の調査結果詳細を見ることができます。
- Country Profiles: Japan (2006)(PDFファイル)
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» [ダイバーシティ]世界経済フォーラムが2006年の「ジェンダー・ギャップ指数」を発表した。 [RengeJibuの日記]
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こんにちは!
日本の男女平等指標って低いんですね。。。
改めて実感しますね。
でも、なぜ北欧の方では社会福祉が充実していたり男女間の格差が少ないのでしょうか?
なぜ、いわゆる経済大国と言われる国々より充実しているのでしょうか?
先日、共稼ぎ率NO、1の「福井県」の少子化先進県の取り組みについての記事を書いたところ福井県在住の理学療法士の男性から「福井県はもともと共稼ぎ率が高く、共稼ぎが出来ないと県の財政に影響を与えるから」との参考になるコメントを頂きました。
なにか理由があるのかなぁと不思議に思います。
投稿: 働くママ税理士 | 2006年11月22日 10時56分
★働くママ税理士さん
コメント、ありがとうございました!
スウェーデンでは、「こどもは両親二人で平等に育てるもの」として定着しているようです。きっと、これがいいんでしょうね。共働き家庭も多く、父親の育児休暇取得率も高いのも、「平等」が根付いているからではないかと思います。
投稿: windy | 2006年11月28日 03時54分
今、フィンランドの教育についての本を読み漁っていますが、フィンランドもスウェーデンのように共働きが多いようですね。結婚や出産で退職するというのはあまりないようです。それだけに、母親の就労をサポートする制度などが充実しているように感じます。
私が注目したのは、日本と同じ東アジアの韓国の傾向が、日本に似ていること。宗教観や価値観に、案外近いものがあるのではないか?と、思いますがいかがでしょうか。
投稿: おそなえ餅1号 | 2006年11月30日 08時32分
★おそなえ餅1号さん
コメント、ありがとうございました!日本と韓国、似ていると思います。「家庭教育に関する国際比較調査」や「子ども欲しいけど「増やさない」53.1%・内閣府調査」の調査結果をみて、韓国が取り上げられている理由が分かった気がしました。
> 結婚や出産で退職するというのはあまりないようです。
なるほど。退職しないというのが、共働きが多い理由なのかもしれませんね。昨日、「21世紀出生児縦断調査:母親の就業状況」の記事を書いたときに、出産退職してしまうと、常勤の仕事に戻れるのはまれであることを統計データから知りました。日本も、出産で退職しなくても済むように、制度やサポート体制がより充実するといいのかもしれませんね。
投稿: windy | 2006年12月 5日 04時43分
「平成18年度版少子化社会白書」の中に、「福井県における少子化対策の推進」というコラムがあります。これを読むと、福井県の取り組みを知ることができます。気になる方はご一読を。
投稿: windy | 2007年1月 6日 08時10分