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2006年10月18日

仕事も子育ても。すべてを手に入れる方法がある

今回見つけたのは、「女性技術者たちの挑戦」という記事。登場する女性たちは、会長、主管研究員、主管技師、教授という役職に就いているみなさんです。

記事の見出しを見たとき、スーパーウーマンしている先輩方のサクセスストーリーだろうなぁ、と思いました。私はワーキングマザーしているけれど、記事に登場するようなスーパーウーマンではない。だから、記事読んでも、能力の差とか、生きる世界が違うとかって、思い知るだけじゃないかと思いました。

でも、これは間違いでした。記事、最後まで読んでよかった!
二つの有益な参考情報を得ることができました。

一つめは「キャリアプランの考え方」、
二つめは「結婚、仕事、勉強、出産、…など多くのことを手に入れる方法」です。

NBonline(日経ビジネス オンライン)
女性技術者たちの挑戦 (Working Woman キャリアセレブ塾)
仕事も、子育ても。すべてを手に入れる方法がある

から引用して、以下で紹介します。参考になるかも。

■キャリアプランの考え方

キャリアプランは「アジャイル」で

 続いて津田塾大学学芸学部情報科学科教授の来住(きし)伸子さんが、理系女子大生教育の現場から報告した。「今の理系女子大生の母親の世代には、ロールモデルがほとんどいないんです」と来住さん。確かにIT業界に40代以上の女性は極めて少ない。従って、そこを埋めるのは大学の役目だ。

 来住さんは学生たちに、「キャリアプランは『ウオーターフォール』でなく『アジャイル』で」と、IT業界特有の用語を使って指導しているという。「ウオーターフォール」とは、システム開発で古くからある手法の1つ。初めにしっかり手順を決め、水が上から下に流れるように順番に作業をやっていくもので、後戻りは許されない。

 それに対して「アジャイル」というのは、変更が起きることをあらかじめ想定し、変化に対して機敏に対応していく手法を言う。つまり、変化の激しいIT業界でキャリアを積むには、ライフステージに合わせてキャリアプランを柔軟に考えることを学生のうちに教えることが必要、と来住さんは力説した。

■結婚、仕事、勉強、出産、…など多くのことを手に入れる方法

 この日会場を埋めたのは、社会人になったばかりの若い世代から、後輩を育てる世代までの数十人の女性たち。その中から「結婚、正社員、勉強…。どれもやりたいけれど、全部は無理でしょうか」と、キャリアに悩んで揺れ動く若い女性の典型的な質問が出た。

これに対し、司会を務める筑波大学大学院ビジネス科学研究科助教授の中谷多哉子さんは、…中略…仕事、勉強、結婚、出産…。全部を望んで手に入れるのは、現実にはなかなか難しい。「でも、中にはこうしてすべてを手に入れている人がいるんです」。そのためには、「(一度にすべてを手に入れるのは難しいから)ある時点ではどこかを捨てることも必要。でも時機を見て、再度挑戦すること」と回答した。

 この質問に対して他のパネリストからも回答があったので、紹介しておこう。
「仕事も家事も子育ても、すべてを1人ではできないけれど、いろいろな人にお世話になればいい。後でお返しすればいいんです」
「システムを開発する時と同じ。あれもこれもと機能を入れたくなるけれど、与えられたリソースの中でできることから順序よく手をつけるのが、賢いIT技術者のやり方です(笑)」
「育児で一時的に仕事がペースダウンするのは仕方ないこと。後からいくらでもリカバリーできます」
「やりたいことにこだわる気持ちがあれば、できるようになります。育児は一時のこと。 後になると苦しいことは忘れ、楽しいことばかり残っていますね」
「大変だと言っていたら、きりがない。周りの人に助けてもらえるものは何でももらって、自分の力にしましょう」
 どれも、各自の経験から出た心強いアドバイスだ。

とっても参考になりました。
分かってはいるものの、いざそういう状況になると、
自分を納得させるのが一番大変かも(^^;
私は私に合ったやり方で、
たどたどしく、ワーキングマザーしていこうと思います。
もちろん、前向きに。

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コメント

私も最近「働く母の諸先輩がたは、どうやって道を切り開いたか」が気になって、そのことに関する記事を書いたので、あとでTBしておきますね。
パネリストさんの励ましのお言葉、私も励みになりました。私なりに頑張っていきたいと思います。

★ちゃいさん
コメントとTB、ありがとうございました!
お互い、頑張っていきましょう!

引用させていただいたパネリストの皆さんからのアドバイスを読んで、元気付けられました。スーパーウーマンの先輩たちも、決して恵まれていたわけではなくて、工夫して頑張ってこられたのだなって。アドバイスは、とても心に残りました。

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