« 「離乳開始の目安は6ヶ月」を検討 | トップページ | 情報処理技術者試験 »

2006年10月14日

提言「男性も育児参加できるワーク・ライフ・バランス企業へ」

「男性も育児参加できるワーク・ライフ・バランス企業へ」という提言が、厚生労働省の「男性が育児参加できるワーク・ライフ・バランス推進協議会」から出されました!

この協議会では、仕事と生活のバランスの取れた働き方の必要性や、バランスの取れた働き方を可能とする取組みなどについて、今年の8月から検討を進めてきていました。

広く働く人のワーク・ライフ・バランスを考え、企業経営の視点からその推進のための提言をまとめたとのこと。気になるその提言の内容は?

たとえば、経営者に向けた提言として、「従業員一人ひとりの仕事と生活のバランスを大事にすること」を企業理念にするようにと書かれています。いいかも。

今後、経営者団体と協力しながら、厚生労働省がこの提言の内容を普及していくそうです。期待しちゃいます。

以下、提言<概要>からの引用(一部抜粋)です。

男性も育児参加できる働き方をすすめるための
取組のポイントは?

●経営者は・・・

  • 企業理念・企業風土
     男性が育児にかかわることができるようにするためには、従業員一人ひとりの仕事と生活のバランスを大事にすることを企業理念とし、そのような働き方ができる企業風土づくりに取り組むことが必要です。
  • トップの姿勢や取組
     企業トップが、ワーク・ライフ・バランスを経営戦略の中に位置付け、取り組む姿勢を明確に示すことにより、組織全体の意識変革が促されます。トップの考え方を役員、管理職、現場労働者へと浸透させていくための仕組みも必要です。また、トップ自らがワーク・ライフ・バランスを実践することで、企業全体に真剣さが伝わります。

…中略…

●人事担当者や管理職は・・・
 ※見出しだけを抜粋

  • 現状の把握・制度の整備
  • 管理職や従業員の意識改革
  • 人事制度面の工夫
  • 労働時間管理面の工夫
  • 要員管理や仕事の管理
  • 従業員への情報提供

引用元: 男性も育児参加できるワーク・ライフ・バランス企業へ-これからの時代の企業経営-<概要>(PDFファイル)
 Get_adobe_reader

働きすぎによる従業員の疲労や意欲の低下を防ぐためには、仕事時間と生活時間のバランスを取れるようにすることが不可欠であると、提言には書かれています。提言に書かれていなくたって、バランス悪いのが良くないことは明らかです。
先週出席したある会議のテーマは、ソフトウェア開発における品質と生産性についてでした。品質を良くしたいなら?生産性を良くしたいなら?その答えの一つは、ワーク・ライフ・バランスの実現だと思いました。「ワーク・ライフ・バランス」という言葉を使っては発言しませんでしたけれど(^^;

あらゆる局面で、バランスって大切だと思う。
この世はバランスが取れるようにできているんだと思うから。

このブログの関連記事:

関連情報へのリンク:

« 「離乳開始の目安は6ヶ月」を検討 | トップページ | 情報処理技術者試験 »

コメント

TBありがとうございました。
男性向けのWLBの取組、本当に嬉しく思います。

>あらゆる局面で、バランスって大切だと思う。
>この世はバランスが取れるようにできているんだと思うから。

全く私もその通りだと思います。
少子化だから、業績が上がるから、それはきっかけではありますが目的ではないですよね。

私もTBさせていただきました。

★さかちゃん
コメントとTB、ありがとうございました!
ワーク・ライフ・バランスへの取組みは企業の社会的価値を高めることになるけれど、それを目的にしてほしくないなぁと私も思っています。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 提言「男性も育児参加できるワーク・ライフ・バランス企業へ」:

» イントロダクション [おやじのワークライフバランス−家族も仕事も大切に−]
今はまだ白か黒かの二者択一社会  私たちの親の世代は、高度経済成長期と呼ばれた時代の働き手でした。その時代は会社で頑張って働けば給料も右肩上がりで増え、家計の「安定」が保証されました。この時代に、お父さんの役割は外で仕事して家計を支えること、お母さんの役割は育児や家事をすることという図式ができ、都市部での核家族化が進み、専業主婦の女性も増えました。今はもう、そのような時代ではないはずですが、この時代の考え方は依然として根強く残ってい�... [続きを読む]

« 「離乳開始の目安は6ヶ月」を検討 | トップページ | 情報処理技術者試験 »