ミクシィ笠原社長の講演を聴いてきました
情報収集に出かけたWPC TOKYO 2006会場で、ミクシィ代表取締役社長の笠原さんの講演を聴いてきました。今年9月に上場を果たし、一番注目を集めているIT企業の社長の講演ということで、会場は盛況。立ち見の方も結構いらっしゃいました。
講演の内容は、この記事の最後で紹介しているITProやBroadband Watchの記事で詳しく書かれていますので、興味のある方は、そちらをご覧くださいね。
この記事では、IT系情報サイトの記事では触れられていなかったことを紹介します。具体的には、笠原さんのプレゼンの中に登場したティム・クーグル氏と梅田望夫さんの言葉を紹介します。
■ミクシィの事業を後押しした言葉
「インターネットにある大きな機会はすべて利用し尽くされたと誰もが考えたときに、そもそもルール自体を変えてしまうような企業が登場する。そこに自分が関わっているのは感動的だ。」
-旧Yahoo!CEO、ティム・クーグル氏の言葉-
SNSはいける!という笠原社長の判断を後押ししたのが、この言葉だそうです。そして、4カ月の開発期間を経て、2004年にmixiが誕生したのだそうです。
■「今後の展望」のスライドで最初に使われていた言葉
「バンテージポイントの達成」
-梅田望夫氏の言葉-
ミクシィを、IT業界のバンテージポイントにしたいというのが、笠原さんのビジョン。バンテージポイントとは、見晴らしのいい場所という意味。そういった場所には、最新の技術、優秀なヒトが集まる。そういった場所で、毎日がエキサイティングで、ワクワクしていて、やりがいのある仕事をしたいと笠原さんは語っていらっしゃいました。
■印象に残ったこと
一つめは、講演時間。会場の関係で講演のスタートが8分遅れたのですが、笠原さんはきっちり話しきって14時ジャストに終了。時間を大切にされている方なんだろうなという印象を持ちました。
二つめは、“新しい価値を創造するのがベンチャーの使命”と、「今後の展望」の説明の中で話されていたことです。これだけ成功してもまだ、いえ、これだけ成功しているからなお、この言葉が出たのではないかと思いました。意気込みを感じました。
■その他
収益モデル、課題に対する取り組み、差別化のポイントなど、すべきことをきちんとやっているのだなという印象を持ちました。業績を反映してか、話のどの部分をとっても、どっしりとした落ち着きがあったように思います。
会社でもインドア派の私。展示会にはほとんど行かないし、講演を聴きに出かけることあまりありませんでした。今回、なんとなく申し込んでしまった講演でしたが、かなり有益でした。普段と違う世界を体感したという意味でも。刺激を受けれて良かったかも。
笠原さんの講演によれば、親子間でのマイミクがみられはじめているそうです。親の日記に子がコメントすることで、親子のコミュニケーションをとっているという使い方もある、という話でした。
うちの息子には、まだSNSは体験させていません。まだまだ先でいいかなと思っていたら、何ヶ月か前に、子ども限定のSNSが開始されたとのニュース記事を見つけました。うちはもうちょっと先でいいかな(^^;
追伸:
「バーチャルな世界にリアルな人間関係を持ち込める」ことがSNSの特長であるという話が講演の中でありました。ということは、あまり社交的でない私が、mixiの中でも同じように社交的になれないのは、リアルに持ち込めているということでOKなワケですよね。安心していのかな(^^;
関連記事へのリンク:
WPC TOKYO 2006で開催された「WPCフォーラム2006」の基調講演では、ミクシィ代表取締役の笠原健治氏が登壇。「mixiのビジネス展開」と題し、mixi成長の要因やビジネスモデル、今後の展開について講演した。
引用元: Broadband Watch - 【WPC TOKYO 2006】
ミクシィ笠原氏「mixiはYahoo!と並ぶ存在に」。世界展開も視野mixiの成長要因として笠原氏が強調したのは、「現実の人間関係を反映できる」ということ。「一度会っただけの人なら、それだけで関係が終わるかもしれない。しかし、その人がmixiユーザーなら、5年かけないと分からないその人のことが5分で分かる。終わったかもしれない関係や逃していたかもしれない機会を与えることができる」。
引用元: ITPro - 【WPC TOKYO】「一人にひとつのmixiIDを目指す」---ミクシィ笠原社長
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(2006年09月17日)
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