2007年度スタート「こんにちは赤ちゃん事業」
生後4ヶ月までの乳児がいる家庭を専門スタッフが訪問する「こんにちは赤ちゃん事業」が、来年度からスタートするそうです。
育児に慣れない親のストレスによる児童虐待を防ぐために、厚生労働省は生後4カ月までの乳児がいるすべての家庭を専門スタッフが訪問して育児に関するアドバイスをしたり、親子関係を把握したりする「こんにちは赤ちゃん事業」を来年度から実施する方針を固めた。これまで保健師が生後約1カ月までに家庭を訪問する新生児訪問指導などの事業はあったが、虐待に陥る可能性が高い4カ月までに対象期間を広げて対応する。
…中略…
具体的には、保健師や看護師、子育て経験がある元自治体職員などを研修して「訪問スタッフ」として認定。母子手帳や出生届に基づいて、乳児がいる家庭を少なくとも1度は訪問する。子育てに関する情報提供やアドバイスをするとともに、具体的な育児環境や親の状態などを把握する。
引用元: asahi.com: 乳児虐待防止へ「こんにちは赤ちゃん事業」 厚労省 - 教育
今回、実施が決まったのは、「訪問スタッフ」による生後4ヶ月までの家庭の訪問です。赤ちゃんだけでなく親の状況も、客観的な目がチェックしてくれるのであれば、子育ての安心度が増すかもしれませんね(^^)
私の場合、「新生児訪問指導」は、一人目の出産直後にありました。当時、特に意識はしていなかったのですが、おそらく出生届に基づいて来てくださったのだと思います。
当時の私の育児日記によれば、生後25日目に、市から派遣された助産婦のSさんが来てくださいました。Sさんは年配の方で、助産婦としては第一線を退いた後、訪問の仕事をするようになったのだそうです。落ち着いた雰囲気で話をしてくださったのを記憶しています。
Sさんの訪問で覚えているのは、座布団の使い方とバネばかりです。
「座布団の対角線上に赤ちゃんを寝かせるようにすれば、おむつ替えスペースを簡単に確保できる」という、“子育てがちょっぴり楽になる方法”を教えてくださいました。そのことが一番記憶に残っています。
また、赤ちゃんの体重を量るときに、バッグの中から取り出されたのがバネばかり。バネばかりは、小中学校の理科の授業以来、見たことがなかったのですが、それを使って赤ちゃんをそっと吊り下げ、体重を量ってくれました。5kgくらいまでなら量れるらしいです。
というわけで、私側からみると、「新生児訪問指導」というよりも、大先輩のどっしりとした子どもへの接し方を学ぶ機会だったように思います。
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私も1人目の2ヶ月の時に保健婦さんの訪問を受けました。その方もやっぱりばねばかりで体重をはかってくれました~
2人目のときも、出生通知のはがきに保健婦の訪問を希望するか、という項目があったので、「する」に○をして出したのですが、訪問はありませんでした・・ 2ヶ月の時に体重をはかってもらえたら良いな、くらいのくらいの気持ちだったのですが、ほんとに行き詰ってる状態だったらどうなるんだろう・・と思ったことがあります。
今回の4ヶ月児までの訪問、より活かせる制度になっていくと良いですね。以前見た新聞記事では、訪問時にお母さんの精神状態を知るチェックリストなどを使う方法もあるそうです。そういう方法が普及していくと、訪問の意義も変わっていくかもしれませんね。
投稿: maki | 2006年8月26日 03時26分
★makiさん
コメントありがとうございます!やっぱりバネばかりなんですね。二人目とき、私も訪問を希望したのですが、訪問はありませんでした。
産後のうつは、母親だけでなく父親もなるのだとききました。今回の「こんにちは赤ちゃん事業」で、そういった部分も客観的な目でチェックしていただけるといいなと思いました。
投稿: windy | 2006年8月27日 01時27分