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2005年10月21日

働く母を阻む「小1の壁」

AERAに掲載された記事『働く母を阻む「小1の壁」 保育園も時短勤務もなくなり』が、asahi.comに掲載されていました。何人かのワーキング・マザーが直面した「小1の壁」が紹介されています。冒頭に書かれている以下の部分を読んだだけでも、同感した方も多いのではないでしょうか。

 小学校入学までこぎつければ、子育ても一段落。そう周囲は見るけど、延長保育など至れり尽くせりの保育園がなくなって、仕事との両立は逆にきつくなる。「小1の壁」を前に仕事をあきらめる人もいる。。
リンク: asahi.com: 働く母を阻む「小1の壁」 保育園も時短勤務もなくなり.

読んでみた感想: 今、自分が子育てしている環境は恵まれているんだなと再認識しました。

以下、私の体験談です。私は、自分が直面している問題があったとしても、それを「壁」と表現はしたくないのですが(^^; 今日は、引用記事に倣って「壁」と書くことにします。

息子が小学生になるとき、私も「小1の壁」を感じました。保育園は7時から19時まで延長保育で預かっていただけました。ところが、放課後ルーム(学童保育)は18時30分まで。この30分の差は結構大きいのです。

息子が保育園の年長組だったとき、保育園で一緒だった1年生のお母さんが「放課後ルームのお迎えは、かなりきついですよ」と教えてくださいました。保育園は最寄駅から徒歩3分くらいの好立地。一方で、放課後ルームは徒歩15分くらいはかかりそうな場所にあったから、駅からダッシュ!というわけにはいかないわけで。これがかなりきついのだということ。。。どうしよう?!

そういえば、私が新人だったときOJTのトレーナーをしてくださった先輩は、「小1の壁」を理由に退職されました。「住んでいる市に学童保育はあるけれど、学童保育に移動するのに30分はかかってしまい、到底通えないから」と話してくださったのを思い出しました。

ラッキーなことに、息子の入学と同時に放課後ルームが最寄駅から徒歩5分の場所に移転!児童数1000人を超えるマンモス校なので、放課後ルームもパンク状態だったため、というのが新築移転の理由でした。
「お迎えに間に合わない。どうしよう?!」 と思いつつも、なぜか危機感を感じていなかったのですが、もしかして移転することをどこかで感じ取っていたのかも?! (^^;

それでも保育園との差30分は大きく、定時の勤務時間が終わると放課後ルームにまっしぐら。ダッシュで帰宅していました。

なんとかこなしているうちに、2年生のときだったかしら、放課後ルームも19時まで預かっていただけるように変更されました。これまたラッキーでした。

私はラッキーなだけだったけれど、変更の裏では、きっとどなたかが努力してくださったのではないかと思います。ありがたく放課後ルームに通わせていただいています。

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コメント

またまた興味深く読ませていただきました。
AERAの記事、私も読みました。
別の会社に勤める主人の友達夫婦も共働きでしたが、やはり小1の壁で仕事を辞めました。旦那様は「ここまで頑張ったのに」とおっしゃったそうですが、周りが思うより本人にとって小1の壁は厚かったと言ってました。またその壁が厚いことを知ってる人が少なすぎると。
娘は3歳ですので、後3年の猶予がありますが、私の住んでる区でも学童は18時までが多いようです。通勤時間が1時間なので、どう考えても定時ダッシュしたところで間に合いません。やはり、私もぶつかるであろう壁に今から不安なのは事実です。3年後には、今より福祉が進んでることを祈るしかないですね。

AERAの記事、知りませんでした。もっと早くに気づけばよかったなと…。
もうバックナンバーをお願いするしか雑誌は手にはいらないですものね。
わたしは今、小学2年と1年の娘がいますが、毎日やっぱりその壁と闘っていると感じます。

学童にこのまま預け続けるか、それとも留守番させるか…この悩みをずっと抱えています。
留守番できるんじゃないか?と思ったりすると必ず、
近所で不審者・変質者出没情報が学校からプリント配布され
不安になって学童に通わせ続けることを選ばざるを得なくなる日々。

AERAの記事の中にあった文章、すべてうなずきながら拝見しました。
保育園と小学生は本当にすべてが一転しますよね。

学校は平日昼間に懇談会やPTA活動があり、それに出られないことによって
お仕事されていない保護者の方から冷たい目でみられます。
だから余計、懇談会等に行きづらくなり、ひとり孤立した気持ちも味わいます。

学童での活動に関する保護者負担も大きく、
その活動に関して保護者間のズレなどもままあり、厳しいと感じることも多いです。
小学生になれば子育てが楽になる、そう思ったけれど…
子ども達が小学生になってからの日々は辛いことばかりです。

仕事を辞めてしまおうか、何度悩んだかわかりません。今も時々悩みます。
でも仕事は好きだし、頑張ってきたものを手放す勇気もなく。
自己嫌悪に陥る日も多いです。

ゆうかチン♪さん、きょんきちさん、コメントありがとうございます。頂いたコメントには、共感できる部分が沢山ありました。やっぱりそうなんだとか、そう考えること私もあるなって。

「小1の壁が厚いことを知ってる人が少なすぎる」というゆうかチン♪さんのコメント。同感です。少なくとも「小1の壁」の存在について、理解してほしいなと思います。

きょんきちさんのコメントにある、「お仕事されていない保護者の方から冷たい目でみられる。」「学童保育の保護者活動に関する保護者間のズレ」の部分。まさに私が感じていることだったりするので、痛いほどよく分かったりします。

記事の本文にも書いたのですが、私は、自分が直面している問題があったとしても、それを「壁」とは考えないようにしています。「壁」と呼んでしまうと、それを克服するのが、より難しくなってしまいそうだから。だって、壁、硬そうでしょう?(^^; 課題の解決にはならないけれど、気の持ちようがちょっぴり楽になるかも、と自分では思っています。

windyさんも同じこと感じていらっしゃるんですね。
わたしだけが仕事のこと、他の保護者の方とのこと、学童のこと悩んでるわけじゃないいんだとしることができて、少し元気になれました。

本当に辛いことも多いけれど、お互い頑張りましょう。

私もちょうどその記事のことを自分のブログに掲載しようかと考えていたところでした。まだまだ2歳児のわが子もすぐに小学生になるのだ、、と思うと今から学童について情報収集をしようと思ってたときの記事。。今、学童自体の形態がかわりつつあるそうです。自治体によって動きは違うと思いますがいろいろリサーチしていく必要がありますね。昔は子供の「かぎっこ」はよくある話だったと思いますが、今は「危ない」という問題があるのでそこらへん難しいですね。知り合いに、毎日ファミサポなどを利用して毎日あちこちの習い事に連れて行ってもらっている人もいるようです。子供も疲れるとは思いますが。。。。学童に入れない、、という問題もあるようです。(人数が多すぎて2年になると入れないとか)

おひさしぶりです。
前に、きょんきちさんと、この話題を共有したことがあります。
うちの自治体(きょんきちさんと同じ)では、学童がなくなりつつあり。。。
本当にいろんな問題を抱えています。
政府も待機児童のことばかり眼を向けるのではなく、そろそろその後のことに取り組み始めてもいいのではないかと思いますが。。。
過去記事、TBしておきます。

>きょんきちさん
私もみなさんのコメントに、かなり元気付けられました。頑張りましょう!

>ちゃいさん
いつもコメント&TBありがとうございます。
「政府も待機児童のことばかり眼を向けるのではなく、そろそろその後のことに取り組み始めてもいいのではないか」という意見には、同感です。先日このブログで書いたのですが、来年度全国展開される「生活塾」って、どうなんでしょうね。もしかして?!とちょっと期待しています。今度、調べてみることにしますね。

>MizukiMaMaさん
コメントありがとうございます。
学童に入れないという問題は、私も直面したことがあります。プロフィールにも少しだけ書いてあるのですが、定員オーバーで放課後ルームに入れず、待機児童になったことがあります。そのときのことを以下の記事で書いています。よろしければご覧くださいね。

関連記事: 非公開のルール
関連記事: 放課後ルームへの入所が決定

息子が待機児童になったとき、どのような代替方法を検討したかについては、また今度、別の記事として書きたいと思います。

みなさん、コメント、うれしかったです。
ブログ、やってて、本当によかったなって思いました(^^)

子供に自分で帰宅させ留守番させてみましょう。
やらせないのは、甘やかしているだけです。

危ないとか不審者だとかそんな話は
小学校、中学校、高校でもある話

もう少し子供を信じて行かないと
この先一生、子離れできないですよ。

★2009/04/12にコメントくださった方
子どもに自分で帰宅させ留守番させてみるのも、学童保育に通わせるのも、選択肢の一つですものね。
コメント、ありがとうございました。

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