周りの人が育児休暇を取得したときに大変だったこと、乗り越えるために工夫したことなどの体験談が、みんなの経験談共有サイト「経験の哲人」に寄せられています。いくつか読んでみましたが、中には、制度の悪用と取れる行為に物申す記事、周囲の方々の苦労がしのばれる内容の記事もありました。育休だけについて言えることではありませんが、制度の悪用は良くないですね。後輩たちのためにも。
日経WOMAN日経とウーマノミクス・プロジェクトが実施した「企業の女性活用度調査2015」の結果が発表されました。この調査は13回目を迎えるとのこと。結果は、日経WOMAN(ウーマン)2015年6月号に掲載されています。 |
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◆女性が活躍する会社ランキング
「女性が活躍する会社Best100」のうち、総合ランキングのトップ20は以下のとおり。1位は、2年連続で資生堂だったそうです。
カプコンでは、ほとんどの女性社員が結婚、出産後も仕事を続けているのだそうです。第1子出産前後で6割の女性が仕事を辞めている現状を考えると、カプコンの女性社員の継続就業率は非常に高いといえそうです。以下の記事によれば、「子どもを産む計画はあるか」「結婚の予定は」といった、プライベートに踏み込んだ面談の導入が功を奏しているのだとか。
短時間勤務の女性は生産性が高い ── ときいて共感できるのは、子どもを持っている有職女性だけなのかもしれません。私自身、子どもを持つまでは、理解できていませんでした。
あるメーカーが時間あたりの生産性ランキングを出してみたところ、上位20位のうち、なんと6割が「短時間勤務の女性」だったそうです。「期間あたりの生産性」ではなく「時間あたりの生産性」で評価する。会社にいる時間の長さではなく、成果で評価する。この風土に切り替えることで、従業員全体の長時間労働も減るのでは。
ミキハウス子育て総研が、子育てしやすい自治体を認定する事業を始めたのだそうです。最初の認定自治体となったのは、山梨県北杜市と新潟県出雲崎町とのこと。日本経済新聞Web版によれば、「子育て世帯の移住を増やしたい自治体の需要を取り込む」のが目的の様子。なるほど。
子育てしやすい自治体を認定 ミキハウス子育て総研 :日本経済新聞 (2014年4月21日)
ダイバーシティを推進し、女性リーダーを継続的に輩出している先進企業として、「2014 J-Win ダイバーシティ・アワード」が発表されました。受賞した5社は以下のとおり。
2014 J-Win ダイバーシティ・アワード
◆J-Winとは
短時間勤務で産休・育休後も仕事を続ける場合、評価よりも問題があるのは、目標設定であると、三菱UFJリサーチ&コンサルティング 女性活躍推進・ダイバーシティマネジメント戦略室室長の矢島洋子さんが、以下の記事でおっしゃっています。なるほど。ちゃんと評価できないことが一番の課題だとずっと考えていましたが、仕事の与え方/与えられ方の問題がちゃんと評価できない/評価されないことの根源にあるとの考えに、かなり共感しました。
短時間勤務の人は「ラクしている」? 誤解を解くカギは :日本経済新聞(2013年12月24日)
子育て事情のある女性のために、同僚に負担が重くのしかかったという記事が、東洋経済オンラインとダイヤモンド・オンラインに掲載されているので、紹介させていただきます。
日経ウーマンオンラインに、「育休3年取得はキャリアの妨げになる」という記事が掲載されています。この記事によれば、女性管理職比率が高い国ほど、育児休暇はそれほど長くないのだそうです。男女共同参画の先進国、ジェンダーギャップの少ないスウェーデンでは、育児休暇は夫婦あわせても最大480日間なのだとか。また、アメリカでは有給の育児休暇はないのだそうです。先日、安倍首相が育休3年の施策を打ち出しましたが、やはり早めに復職できるような環境整備の方がありがたいのではないかと考えます。
「育休3年取得はキャリアの妨げになる」:日経ウーマンオンライン【私たちの働き方★未来会議】 (2013年06月13日)
さて、この記事の中でいいなと思ったのが次の部分。
Good Luck
再読。1日分を読み終えるたびに、自分を省み気持ちを新たにさせられる本だと思う。
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ソール・ライター: All about Saul Leiter ソール・ライターのすべて
ソール・ライターのような写真を撮りたい方にオススメの画集です。
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詩歩: 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 日本編
故郷の山梨県北杜市の尾白川渓谷も含まれています。
込山 富秀: 「青春18きっぷ」ポスター紀行
どこか旅に出たくなってしまう、魅力的な本です。
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