2人目の壁を感じる理由は?~夫婦の出産意識調査2016~
「1 more Baby応援団」が実施した「夫婦の出産意識調査 2016」によれば、「子どもは2人以上が理想」と答える既婚者が81.16%(前回79.6%)とのこと。これに対し、「2人目の壁」が存在すると考える人は73.5%(前回75.0%)にものぼるそうです。理想通りにはなっていない様子が表れているようです。
1年前の前回調査と比べると、2人目の壁を感じる人は少なくなり、子どもは2人以上が理想と考える人が少々多くなっているようですね。
◆仕事との両立が困難な理由は?
2人目の壁を感じる原因は、フルタイム、パートタイム、専業主婦のいずれにおいても「経済的な理由」がトップ。フルタイムとパートタイムでは、「仕事上の理由」が2位になっています。この内訳は、フルタイムとパートタイムで異なります。それぞれ3位までの理由は以下のとおり。
- フルタイムの場合
- 仕事が忙しく、両立する余裕がないと感じているから。
- 周囲(上司、同僚、部下など)の目が気になり出産、育児休暇を取得し難いから。
- 出産、育児休暇を取得することによって、自分の将来のキャリアが不利になると感じているから。
- パートタイムの場合
- 育休、時短勤務などの制度が十分でないから。
- 現時点での給与が少しでも減るのが困るから。
- 妊娠したら退職しなければいけないような企業の風土があるから。
制度は整ってきていても、それはフルタイム勤務の場合であり、制度があっても活用しにくい状態であることが、うかがえました。土台を変えるのはなかなか難しいようですね。
情報源
- 「夫婦の出産意識調査 2016」 - 財団法人1more Baby応援団 (PDFファイル)(2016年5月30日)
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