女性活躍推進「えるぼし」３段階目認定企業一覧: windy's note

厚生労働大臣に認定された、女性活躍推進の取組み実施状況等が優良な企業46社が、厚生労働省のWebサイトに掲載されています。認定を受けると、商品、広告、名刺などに認定マーク（愛称「えるぼし」）を使うことができます。また、「公共調達における加点評価」「日本政策金融公庫による低利融資」の優遇措置をうけることができます。

認定マークには、アルファベットの「L」が図案化されており、認定段階が星の数で表されています。愛称は「えるぼし」。以下で、えるぼし企業46社のうち、最も高い認定である、３段階目の認定を受けた企業38社を紹介させていただきます。

◆えるぼし（３段階目）認定企業一覧

株式会社北洋銀行（北海道）
株式会社荘内銀行（山形）
曙ブレーキ工業株式会社（埼玉）
川口信用金庫（埼玉）
埼玉縣信用金庫（埼玉）
株式会社埼玉りそな銀行（埼玉）
三州製菓株式会社（埼玉）
株式会社武蔵野銀行（埼玉）
イオンモール株式会社（千葉）
株式会社千葉銀行（千葉）
株式会社千葉興業銀行（千葉）
株式会社イオン銀行（東京）
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社（東京）
カルビー株式会社（東京）
株式会社協和エクシオ（東京）
清水建設株式会社（東京）
スリープロ株式会社（東京）
ソニー株式会社（東京）
株式会社中央エンジニアリング（東京）
株式会社東京海上日動キャリアサービス（東京）
日本電気株式会社（東京）
株式会社日立ソリューションズ（東京）
ヒューリック株式会社（東京）
株式会社フォーカスシステムズ（東京）
富士通株式会社（東京）
古河電気工業株式会社（東京）
株式会社ベネッセコーポレーション（東京）
株式会社リコー（東京）
小林化工株式会社（福井）
福井県民生活協同組合（福井）
株式会社十六銀行（岐阜）
たんぽぽ薬局株式会社（岐阜）
株式会社静岡銀行（静岡）
社会福祉法人聖隷福祉事業団（静岡）
株式会社京都銀行（京都）
株式会社ニッセン（京都）
社会福祉法人正和会（奈良）
株式会社ストライプインターナショナル（岡山）

　　情報源：厚生労働省報道発表資料（2016年5月13日）

ざっと見た感じですと、銀行が多いですね。電機メーカーも多めかな。取組みの進み具合や認定の受けやすさが業界によって差があるということかしら。。。

◆厚生労働大臣の認定を受けるためには

女性活躍推進法（女性の職業生活における活躍の推進に関する法律）が平成27年8月28日に成立しました。これにより、平成28年4月1日から、労働者301人以上の大企業は、女性の活躍推進に向けた行動計画の策定などが新たに義務づけられました。

女性活躍推進法の認定マークの対象となるのは、行動計画の策定・届け出を行った企業のうち、優良な企業だけ。基準を満たしている評価項目の数に応じて、１段階目～３段階目のいずれかが認定されます。

◆「評価項目」と「認定の段階」

評価項目は、以下の五つです。

採用
継続就業
労働時間等の働き方
管理職比率
多様なキャリアコース

　　出典：認定基準（PDFファイル）

それぞれに基準値が設けられています。たとえば、評価項目「労働時間等の働き方」の基準値（実績値）は以下のとおり。女性に限らない項目も評価の対象になっているようです。

③労働時間等の働き方
雇用管理区分ごとの労働者の法定時間外労働及び法定休日労働時間の合計時間数の平均が、直近の事業年度の各月ごとに全て４５時間未満であること

達成できた評価項目の数で、以下のように認定の段階が決まります。

１つまたは２つの基準を満たす場合　…　１段階目
３つまたは４つの基準を満たす場合　…　２段階目
すべてを満たす場合　…　３段階目

この記事の前半で紹介させていただいた38社は、３段階目。５つの全基準を満たしているということになります。情報基準に達しているかは実績値で判断されるため、取り組みをしているというだけでなく、目に見える効果が挙がっていることが必要そうです。

◆女性の活躍推進企業データベース

内閣府のWebサイトに、平成28年4月末時点の女性活躍推進法の施行状況が掲載されています。これによれば、行動計画の策定・届け出が義務付けられている大企業の届出率は13,087社。全体の85.0％とのこと。この記事を書いている時点では、5,210社の企業が、「女性の活躍推進企業データベース」で情報公開しているそうです。「女性の活躍推進企業データベース」は、下記のリンクからたどれます。

女性の活躍推進企業データベース