「中山のおひな祭り」、見どころ5選
「中山のおひな祭り」(千葉県市川市)を見に行きました。JR下総中山駅から出発し、商店街、参道、法華経寺、奥之院とめぐるルートにある店舗・施設・お寺で、一斉におひな様が展示されるというイベントです。ルートをひととおりめぐると約2時間。梅の花を見ながら街歩きできます。多くの七段飾りを見たければ、清華園(上の写真)、法華経寺、奥之院に向かえばOKです。この記事では、それ以外の場所の見どころを紹介します。
荒行堂
荒行堂前にある「しだれ梅」はオススメです。実は私、このしだれ梅を見たくて出かけたのです。法華経寺には、桜の季節には何回か行ったことがあります。その折、何回も、花のついていない梅の木を見てきたから。
案内板によれば、このしだれ梅は、樹齢200年近くとのこと。文政年間に、加賀支藩である越中富山十万石第9代藩主前田利幹公が、子宝成就の祈願を鬼子母尊神に祈願し奉り、その所願成就の祝祷記念として奉納植樹されたものなのだとか。古い木なのですね。
荒行堂の中にも、おひなさまは飾られていました。
左に、段飾りでないおひなさまがあります。近づいてみると、
貝殻の中におひなさまが!昭和6年生まれの方の初節句の折にそろえられたものなのだそうです。市川二丁目付近は空襲を免れたため、残ってきたおひなさまなのだとか。時代を感じます。
味好屋
小さなおひなさまは、商店街でも見ることができました。JR下総中山駅の北口ロータリーから少し歩いたところにあるおせんべい屋さん、味好屋さんのおひなさまも、とっても珍しいのです。
豆雛人形が店内に飾られていました。一刀彫なのだとか。お道具には、一つ一つ細工が施されており、漆塗りの蒔絵とのこと。現存しているのは数点で、大変貴重なものなのだそうです。おせんべいを焼くときの熱を考慮して、低めの場所に展示されていると、お店の方が教えてくださいました。
栗まん焼のお店です。
奥の棚には瀬戸物の小さなおひなさまがいらっしゃいます。たしか、60年くらい前のものだとおっしゃっていたように思います。瀬戸物のおひなさまも珍しいのではないかしら。
前回、寄らしていただいたときは、行列ができていたので、おまんじゅうの購入は断念していました。今回は雨だったせいか、すぐに購入することができました。
オススメのパン屋さんです。
クランベリー(だったかな?)とクリームチーズのライ麦パンがお気に入りです。カレーパンやコロッケパンもオススメです。若宮店は、奥之院に行く途中にあります。下総中山駅の近くに中山店があるのですが、今年はおひなさまは飾られていませんでした。
安房神社
法華経寺には何回も来たことがあったのですが、今回、初めてお参りできました。中山のおひな祭りの散策マップを見ながら歩いたおかげです。
JR下総中山駅からだと、味好屋→清華園→なの花→安房神社→荒行堂→法華経寺(下の写真)→コンコルド若宮店→奥之院というルートになると思います。この記事で紹介させていただいた以外のお店にも、おひなさまは飾られています。スタンプラリーをしている日もあるようです。
もうちょっと足を延ばせるなら、市川市東山魁夷記念館まで行くルートもよいそうです。案内所の方の話では、駅からバスで記念館までまず行き、そこから駅まで歩いて戻ってくると楽だそうです。館内のおひなさまを見るのは無料だそうです。
私は東山魁夷さんの作品は大好きなので、長居してしまいそう。。。子どもが部活からもどるまでの時間を使っての散策でしたので、この日は入館は遠慮させていただきました。
私が歩いた日は、寒い雨の日でした。途中でiPhoneの動きがおかしくなったのは、寒さのせいじゃないかと思う。。。
どちらかというとお人形は好きではないのですが、こういうイベントは街歩きに外出するきっかけにいいんじゃないかと、私は考えています。梅を見ながら、散策できますし。
中山のおひなまつりは、3月3日までです。詳しくは、以下のリンクをたどってみてくださいね。
中山のおひなまつり
- てこなどっとねっと 公益財団法人市川市文化振興財団
最後に、「ご朱印」と「ハート」を紹介します。
ハート
荒行堂で見つけた“ハート”です。
お参りの記念に、法華経寺でご朱印をいただきました。
[撮影:2016年2月20日]
関連情報へのリンク
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