本を買ったら必ずすること「表紙カバーを外してみる」
表紙カバーを外すと、まったく別の表情を見せる本がある。そのことに気づいて以来、本を購入するとまず、表紙カバーの下の表情を見るようになった。たいていの場合は、とくに表情に変化はない。でもときどき、えっ?と戸惑わされる表情を見ることがある。次の瞬間になるほど面白いね、考えているね、となる。こういう本は、本を読む前から私を楽しませてくれるのだ。
最近読んだ本の中では、『掟上今日子の備忘録』がそうだった。
という具合にである。
※下がカバーを外した写真である。
電子書籍では、できないことの一つだ。
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掟上今日子の備忘録 西尾 維新 VOFAN 講談社 2014-10-15 |
この“儀式”のきっかけになったのは、「チャンスがやってくる15の習慣」を読んだとき。この本は、表紙にはかぼちゃが描かれている。シンデレラに登場するかぼちゃの馬車をイメージしているのだとか。本に書いてあることを実践して、ティアラを手に入れることができますように、ということで、本の中にはティアラも描かれているとのこと。そういった“仕込み”に惹かれてしまったのだ。
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チャンスがやってくる15の習慣 ―Skill With People レス・ギブリン 渋井 真帆 ダイヤモンド社 2007-03-02 |
「もしドラ」にも、この“仕込み”があった。以下のように。表紙カバーの下には、ドラッガーのマネジメントの表情があったのだ。
サンプル数が少なすぎではあるが、かわいい表紙のときは、“仕込み”を期待していいんじゃないだろうか。
『掟上今日子の備忘録』は、先に娘が読むことになった。今日子さんほどではないが、うちの子も読むのが早い。「次の本、貸して」と言われ、私が差し出したのは「もしドラ」だった。そのとき、“仕込み”を思い出し、2冊の本を使って娘に教えた。私の“習慣”が娘の“習慣”になるのかはわからないけれど。
娘によれば、もしドラの新刊が出たのだとか。学校で読んだ新聞に載っていたのだそうだ。今度は「イノベーションと企業家精神」。通称「もしイノ」。ならば。もしイノの表紙カバーの下の表情を見てみたい。もちろん“仕込み”があることを期待している。
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら 岩崎 夏海 ダイヤモンド社 2015-12-04 |
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イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】 P.F.ドラッカー 上田 惇生 ダイヤモンド社 2015-12-04 |
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- チャンスがやってくる15の習慣(Skill With People)(2007年11月5日)
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