一億総活躍担当相に加藤勝信氏
第3次安倍改造内閣で新設された一億総活躍担当相には、加藤勝信氏が起用されました。女性活躍担当、再チャレンジ担当、内閣府特命担当大臣の少子化対策・男女共同参画なども兼務されるとのこと。起用の狙いについては、記者会見では以下のように語られていました。
加藤大臣は、政権発足から1000日余り、官房副長官として各省庁を束ね、官邸主導の政権運営を支えてきてくれました。具体的な政策でも女性活躍や社会保障改革などを担当し、強いリーダーシップを発揮をしてくれたと思います。…略…
そうした経験の下で培った、省庁の縦割りを廃した広い視野、そして大胆な政策を構想する発想力、それらを確実に実行する強い突破力を、存分に発揮してもらいたいと思っています。一億総活躍へのいわば司令塔であり、かつ切り込み隊長として頑張ってもらえると期待をしております。
引用元: 平成27年10月7日 安倍内閣総理大臣記者会見 - 首相官邸ホームページ
強いリーダーシップにより、どのような成果があったのかは、記者会見では具体的には触れられていませんでした。報道によれば、以下のとおり。
加藤氏は官房副長官時代の14年5月、初代の内閣人事局長にも就任。直後の省庁幹部人事では経済産業省や法務省で初の女性局長が誕生するなど幹部登用が進んだ。15年度に採用した国家公務員のうち、幹部候補となる総合職に占める女性の割合は14年度の23.9%から34.3%に拡大した。
引用元: 加藤担当相:4姉妹の父、「1億総活躍社会」推進へ試される手腕 - Bloomberg (2015年10月8日)
なるほど。こういった実績があるので、担当相として手腕を発揮することを期待されているのですね。
安倍晋三首相の記者会見では、以下の発言もありました。長時間労働を是正し、効率性を評価する企業文化の醸成。これに政府がどのように取り組まれるのか、興味深いところです。
女性が着実にキャリアを積む上で最大の壁は、長時間労働を是とする働き方でありました。限られた時間で効率的に働くことを評価する企業文化を広げ、家事や育児を夫婦で共に担うことを日本でも当たり前にしていかなければならないと思っています。
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