「女性が活躍する会社BEST100」発表!
日経WOMAN日経とウーマノミクス・プロジェクトが実施した「企業の女性活用度調査2015」の結果が発表されました。この調査は13回目を迎えるとのこと。結果は、日経WOMAN(ウーマン)2015年6月号に掲載されています。 |
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◆女性が活躍する会社ランキング
「女性が活躍する会社Best100」のうち、総合ランキングのトップ20は以下のとおり。1位は、2年連続で資生堂だったそうです。
- 資生堂
- セブン&アイ・ホールディングス
- ANA
- ジェイティービー
- 第一生命保険
- 日本アイ・ビー・エム
- 高島屋
- リクルートホールディングス
- パソナグループ
- 住友生命保険相互会社
- 明治安田生命保険
- イオン
- ヤンセンファーマ
- カネボウ化粧品
- 日本生命保険
- ソニー
- みずほファイナンシャルグループ
- 日本イーライリリー
- 大和証券グループ
- アクセンチュア
情報源: 日経BP社 - ニュースリリース(2015年5月7日)
&日経WOMAN(ウーマン)2015年6月号
◆ 調査概要
時期: 2015年1月中旬~2月中旬
対象: 国内有力企業4293社、回答539社。
回答は原則として人事担当者。
実施: 日経BPコンサルティング。郵送。
◆ 四つの観点と測定項目
「企業の女性活用度調査」は、管理職登用度、ワークライフバランス度、女性活用度、男女均等度の四つの観点と測定項目で、点数が付けられています。
- 管理職登用度
女性管理職の割合や女性役員の有無など。 - ワークライフバランス度
年間総労働時間や有給休暇、育児休業取得率など。 - 女性活用度
女性社員対象の研修制度、ダイバーシティ推進のための専任組織の有無など。 - 男女均等度
女性社員の割合や女性の勤続年数、既婚女性の比率など。
観点ごとのランキングは、日経BP社のニュースリリースや日経WOMANで確認できます。たとえば、女性活用度については以下のとおり。
- 日立製作所
- ANA
- イオン
- 富士通
- 東京海上日動火災保険
- セブン&アイ・ホールディングス
- 東芝
- みずほファイナンシャルグループ
- 第一生命保険、損害保険ジャパン日本興亜、
NTT東日本、日本郵便、NTT西日本
情報源: 同上
◆感想
女性管理職比率の数値目標が公表されており、その達成を可能にする仕組みができあがってきているのだそうです。東レ経営研究所の渥美由喜氏によれば、「ランキング上位には、将来のキャリア展望を20代のうちから抱かせ、リーダーに育てる、きめ細かなマネジメントを行う企業が目立つ」とのこと。それっていいかも。私が20代だった頃にはなく、30代になってから振り返ったときに、あったらいいのにと考えていたことですもの。
この調査の回答は、基本的に人事担当者なのだそうです。それに加えて、従業員に対する調査も実施されるといいのではないかと思いました。従業員の体感とギャップがあるかもしれないから。
日経WOMANでは、ランキング上位企業の取り組みが紹介されていました。なかでも、管理職の意識改革に注力したという、セブン&アイ・ホールディングスの取り組みがいいなと思いました。
他の記事でも書きましたが、ランキングの順位だけでは、その企業を言い表せないと思います。ですが、この調査は13回目。一定の項目について測定を継続することで、経年変化を見れるのはよいと思いました。
関連情報へのリンク
- 資生堂が2連覇。2015年版「女性が活躍する会社ベスト100」:日経ビジネスオンライン(2015年5月7日)
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