セーブ・ザ・チルドレン、「お母さんにやさしい国ランキング(母親指標)」を発表
セーブ・ザ・チルドレンから、「母の日レポート2015」(State of the World's Mothers 2015)が発表されました。このレポートは毎年発表されており、今年で16回目とのこと。レポートによれば、ランキング下位の国々では、30人に1人の女性が妊娠にともなう原因で死亡し、8人に1人の子どもが5歳の誕生日を迎える前に亡くなっているのだそうです。前回レポートでは、それぞれ、27人に1人、7人に1人でしたので改善はされてきている様子がうかがえますが、世界のお母さんの窮状がしのばれます。子どもの死亡率の高さは、子どもの死に直面する親の割合の高さでもあるのですよね。。。
◆母親指標
このレポートには、「お母さんにやさしい国ランキング(母親指標)」の国別一覧が含まれています。母親指標用に収集したデータは、豊かな国と貧しい国の間の途方もない格差と、母親と子どもの健康と福利の向上を加速させる喫緊のニーズを示しているとのこと。
途方もない格差。。。
母親指標の上位と下位の国は以下のとおり。ちなみに、日本は32位です。
- 下位から10位分
ソマリア、コンゴ民主共和国、中央アフリカ共和国、マリ、ニジェール、ガンビア、コートジボアール、チャド、ギニアビサウ、ハイチ、シオラレオネ - 上位から10位分
ノルウェー、フィンランド、アイスランド、デンマーク、スウェーデン、オランダ、スペイン、ドイツ、オーストラリア、ベルギー
◆母親指標の算出方法は?
「母親指標」は、次の5つの指標をもとに、保健、教育、経済、政治への女性参加を総合的に勘案して算出しているそうです。日本は女性議員の割合が11.6%、179カ国中140位。この指標がとくに低いために、ランキングが他の先進国よりも低いのだそうです。
- 妊産婦死亡の生涯リスク
- 5歳未満児の死亡率
- 公教育の在籍年数
- 国民1人あたりの所得
- 女性議員の割合
◆何ができるか?
私ができることは何か。寄付や募金やボランティアもできるけれど、まずは、自分の子どもと自分にしっかりと向かい合うことからスタートだと、私は思います。
できることを、できることから、できる分だけ。
情報源
« 母親の投票で選出 「ベストマザー賞2015」の受賞者は? | トップページ | パスワード もっと強くキミを守りたい »
« 母親の投票で選出 「ベストマザー賞2015」の受賞者は? | トップページ | パスワード もっと強くキミを守りたい »
コメント