働きつづけるために「意欲を冷却」する女性
「意欲の冷却」。うまく表現している言葉だと思いました。働き続けるために出産前よりも仕事のモチベーションを下げ、意欲を調整・冷却した女性たちが会社に残るということについて、以下の記事では触れられていましたので紹介させていただきます。
総合職の女性は、なぜ会社を辞めてしまうのか。「育休世代」の本音とジレンマーー中野円佳さんに聞く - ハフィントンポスト (2015年4月13日)
もう少し調べてみました。規制改革会議の中野さんの資料によれば、「バリバリ仕事をする気満々だった人ほど辞める」とのこと。また、「どこかの段階で上昇意欲を調整(冷却)したり、何かを諦めたりできた人が残る」とのこと。女性活用が失敗するロジックは以下のとおり。悪循環ですね。
情報源:2015年1月22日・規制改革会議資料 総合職の働き方に変革を迫る「育休世代」のジレンマ 中野円佳 (PDFファイル)
「諦める」という言葉の持つさみしげなニュアンスがいやで、「選択する」という言葉を使うようにしていました。「諦める」の他の言い方として、「意欲を調整」「意欲を冷却」という言葉も、私の辞書に追加しておこうと思いました。
◆育休世代とは?
育休世代とは、2000年前後の法改正などを経て女性総合職が増え、育休を取るのが「当たり前」になってから総合職正社員として就職した世代のことをいうのだそうです。中野さんが名付け親のようです。
関連情報へのリンク
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「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書) 中野 円佳 光文社 2014-09-17 |
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