乳幼児のスマホでひとり遊びは21.3%
MMD研究所が実施した「2015年乳幼児のスマートフォン利用に関する実態調査」によれば、乳幼児の母親のうち、スマートフォンを持っている母親の21.3%が、子ども一人でもスマートフォンで遊ばせていると回答したそうです。保護者が近くにいるときに触らせる程度の使い方をしている人が多いのではないかと推測していたのですが、実態はそうでもないようです。
グラフの出典と情報源: 2015年乳幼児のスマートフォン利用に関する実態調査(2015年1月27日)
◆スマートデバイスを子育てにどう役立てるか
スマホ育児の是非が問われたりしていますが、うまく使えば問題ないと私は考えています。たとえば、以下の点に注意すればよいのでは。
・ 子どもひとりで遊ばせない
・ スマホで遊ぶ時間の長さを決める
・ スマホで遊ぶ場所を決める など
日本小児科医会と知育アプリの開発会社が出している情報が参考になると思います。以下で紹介させていただきます。これらの情報を読んでいると、子どもだけでなく、保護者がメディアとどう接するかが大切なのだなと、改めて感じました。
◇ ◇ ◇
一般社団法人 日本小児科医会は、2013年12月に「スマホに子守りをさせないで!」というポスターを作成したそうです。乳幼児がが長時間にわたってスマートデバイス(スマートフォン、タブレット端末など)を使用することは健全な成長を妨げるおそれがある、という医学的見地から、警鐘を鳴らしています。このポスターによれば、スマホ育児が良くない点として、以下の3点が挙げられています。
スマホに子守りをさせないで!
- ムズがる赤ちゃんに子育てアプリの画面で応えることは、赤ちゃんの育ちをゆがめる可能性があります。
- 親も子どももメディア機器の接触時間のコントロールが大事です。親子の会話や体験を共有する時間が奪われてしまいます。
- 親がスマホに夢中で、赤ちゃんの興味・関心を無視しています。赤ちゃんの安全に気配りが出来ていません。(歩きながらスマホする親のイラストが添えられています。)
引用元:日本小児科医会(PDFファイル)
知育アプリを開発・販売しているスマートエデュケーションも、乳幼児のスマートデバイスの適切な利用について提言しています。その5つのポイントは、以下のとおり。
おやことスマホ
楽しく利用する5つのポイント
- 親子で会話をしながら利用しましょう
- 創造力を育む機会にしましょう
- 様々な体験ができる機会を作りましょう
- 生活サイクルを守りましょう
- アプリは親子で選びましょう
関連情報へのリンク
- "スマホに子守させないで" | NHK「かぶん」ブログ(2013年12月1日)
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