「チャレンジ」と「チャレンジタッチ」、どっちを選ぶ?
テキストと体験教材の講座「チャレンジ」、タブレットの講座「チャレンジタッチ」は、毎月の受講費はどちらも同額。では、冊子とタブレットの違い以外に、どのような違いがあるのでしょうか。実物で学習内容を比較してみました。
◆実際の教材で学習内容を比較
タブレットで学ぶベネッセの通信教育「チャレンジタッチ」のモニターキャンペーンに参加しています。また、もともと「チャレンジ」を子どもが受講しています。ですので、チャレンジタッチで使うタブレット(チャレンジパッド)と紙のテキストの実物の両方が、手元にある状態です。そこで、両方を並べ、学習内容を比較してみました。
「チャレンジ」と「チャレンジタブレット」では、同じ単元であっても、同じ内容を学習するわけではないようです。テキストがそのままタブレットのコンテンツ化されているわけではありませんでした。異なる学習内容で、同じ学習目的を達成できるように作られているのではないかと、私は感じました。
小学生の娘にも試してもらいました。まず「チャレンジ」、つぎに「チャレンジタッチ」で、1月号の学習をしてもらいました。その感想をきいてみたところ、「チャレンジ」と「チャレンジタッチ」で、同じ問題を解いたという印象は持たなかったようです。
もうちょっと突っ込んで、話を聞いてみました。
違う問題だけれど、同じ図が用いられている箇所がありました。たとえば、1月号の社会で使われていたインターネットの図(上の写真内)。チャレンジのテキストでは第3回で、一方、チャレンジタッチでは第1回で登場しています。子どもによれば、問題が違っているので、図は見たけれど同じ図が添えられていたことには気づかなかったそうです。
下の写真は理科の1月号の沈澱に関する学習の部分です。チャレンジのテキストでは第2回で、一方、チャレンジタッチでは第1回で登場しています。同じ写真があったことには気づいたそうですが、同じ問題を解いた感じはなかったそうです。
「チャレンジ」と「チャレンジタッチ」を両方受講することもできるようです。テキストとタブレットの上記の実物体験の比較結果に基づけば、両方受講する場合であっても、同じ問題を2回解いたということにはならないようだ、ということがわかりました。ちなみに、両方受講の場合は、チャレンジタッチの受講料が10%値引きになるそうです。
◆特徴の比較
チャレンジとチャレンジタッチがどう違うか、全般的に知りたい場合は、両講座の特徴比較のページが助けになります。
チャレンジ・チャレンジタッチ比較表
- 進研ゼミ小学講座 - べネッセコーポレーション
特に気になったのは、1回の時間です。チャレンジは1回約15~20分であるのに対し、チャレンジタッチは1回約10分。子どもは部活などでやることが今以上に増えてくると思います。ですので、1回あたりの時間が短くて同じ効果を挙げられる勉強は魅力的だと感じました。
では、なぜ、チャレンジタッチでは10分に短縮できたのでしょうか。ベネッセのWebサイトによれば、「自動まるつけシステムやタブレットならではの理解をサポートする指導法により、『チャレンジ』よりも短い取り組み時間となっています」とのことでした。
チャレンジ | チャレンジタッチ | |
---|---|---|
タイプ | テキストと体験教材 | タブレット |
教科書対応 | 4教科対応。 | 4教科対応。 ※学校図書と三省堂の国語の教科書には非対応。かわりに光村図書の内容が配信されてくる。 |
赤ペン先生 | 担任制 | 非担任制 |
1回の時間 | 約15~20分 | 約10分 |
実力診断テストの成績表 | 教科別・単元別のアドバイスあり | 教科別・単元別のアドバイスなし |
私が気にしたのは、教科書に対応しているか、です。チャレンジタッチは、学校図書と三省堂の国語の教科書には対応しておらず、かわりに光村図書の内容が配信されてくるそうです。復習の目的で使っている場合は、とくにココは要チェックですね。
上表にピックアップした中で、私よりも娘が気にしていたのは、実力診断テストの成績表に、教科別・単元別のアドバイスがあるかないか。ちょっとたどり着きにくい場所に書かれていましたが、チャレンジタッチの方は教科別・単元別のアドバイスがないんですって。「チャレンジでもチャレンジタッチでも同じテスト問題なのだから、アドバイスしてくれればいいのに。なんでアドバイスしてくれないのかな。」というのが、娘のコメントでした。ということは、アドバイスをいつもちゃんと読んでいたということですね。えらいなぁ。この点については、ベネッセに確認してみようと思います。
◆反省中。。。
チャレンジかチャレンジタッチかの選択の機会は、過去に私のもとに訪れていました。その折、子どもが選択しなかったから、という理由で、チャレンジのまま、受講を継続してしまいました。子どもの意見はもっとも尊重すべきたと考えますが、十分な判断材料を子どもに示せていなかったことと、保護者としての確認が不十分だった(というか、ほとんど確認できていなかった)ことを、反省中。。。チャレンジタッチの「1回10分」の設計は、非常に魅力的。あのとき、なんで気づかなかったんだろう。もっとちゃんと確認すべきでした。無料で体験できる機会があるならば、それを使ってみて判断したほうがいいなと思いました。
◆どちらを選ぶ?
我が家の場合、学校の授業の復習という位置づけで、今まで「チャレンジ」を受講していました。モニター体験してみた結果、子どもと相談して、4月からは、「チャレンジタッチ」に変えることにしました。決め手は「1回10分」と「毎月の受講料が変わらない」ことでした。
◆ちょっとした変化
ある晩、モニター体験のレポートを書くために、チャレンジパッドを起動しました。おや?前回、起動したときと、雰囲気違うなぁと思ったら、どうやら娘がお部屋の模様替えをしたようです。お部屋がかわいくなっていました。もともと設定されていたお部屋のデコレーションは、赤と黄色のきつめの色遣いだったのですが、それが嫌だったんですって。ちょっとした変化ですが、自分の好きに合わせることができるのも、いいみたいですよ。
モニター体験のレポートは、以上です。
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関連情報へのリンク
- チャレンジタッチ | よくあるご質問|進研ゼミ小学講座
- 「チャレンジタッチ」を体験|進研ゼミ小学講座
- 株式会社ベネッセコーポレーション - 日本e-Learnig大賞「ベストスマイル賞」受賞の「チャレンジタッチ」をご自宅で使ってみませんか? - FansFans
- 日本e-Learning大賞 - eラーニングアワード2014フォーラム
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