「日本人のためのがん予防法」、女性の目標BMIが変更に
がん情報サービスのWebサイトには、国立がん研究センター研究班が公開している「日本人のためのがん予防法」が掲載されています。この予防法の今年9月の改訂で、中高年女性が目標とすべき体格指数(BMI)の値が変更されているのだそうです。
変更前:「19~25」→変更後:「21~25」
BMIの最低ラインが19から21に上がっています。これは、BMIが21未満の痩せすぎも、がんのリスクを増加させることが示されたことを踏まえたからだとか。痩せたいときも、気をつけないとですね。
「日本人のためのがん予防法」の概要は、以下のとおりです。
このうち、BMIについて触れらているのは「体形」の部分でした。詳細をたどってみると、以下のとおり。
推奨5
体形 ⇒ 成人期での体重を適正な範囲に。
目標
中高年期男性のBMI(Body Mass Index 肥満度)で21~27、中高年期女性では21~25です。この範囲内になるように体重を管理しましょう。
BMIの求め方
BMI値 = 体重(kg)/身長(m)2肥満とがん全体との関係は、欧米とは異なり、日本人においてはそれほど強い関連がないことが示されています。むしろ、やせによる栄養不足は免疫力を弱めて感染症を引き起こしたり、血管を構成する壁がもろくなり、脳出血を起こしやすくしたりすることも知られています。その一方、糖尿病、高血圧、高脂血症等、やせればやせる程リスクが低下する病気もありますので、このような疾患のある人は、その治療の一貫として、太っていればやせることが効果的でしょう。
何歳から中年か、という話がありますが、本人がどう考えるかは別として、一般的には40歳代から50歳代にかけてをいうのだそうです。私を含め、該当する年齢層の皆様への参考情報として、紹介させていただきます。
BMIの目標数値が変更になっていることは、産経新聞の下記の記事を読んでいて知りました。そうでなかったら、19を目指してしまっていたかも。
関連情報へのリンク
- 日本人のがん予防法…女性は「痩せ過ぎに注意」 - 産経ニュース (2014年12月8日)
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