スナップ写真に導かれ、千畳敷カールへ
千畳敷に行こうと決めたのは、実家にあった写真がきっかけだ。千畳敷カールにある八丁坂をバックに写したスナップ写真。その写真を私が見たのは、母とのお別れの式の準備のときだった。同じ景色を見たくて、子連れトレッキングとして、長野県、中央アルプス・千畳敷行きを計画したのだった。
駒ヶ岳ロープウェイは全長2334m。しらび平駅から千畳敷駅まで、標高差950mを7分30秒で登る。千畳敷駅は、日本最高所駅。
千畳敷駅に隣接するホテル千畳敷の反対側にまわると、千畳敷カールが見える。カールとは、氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形のことだそうだ。
千畳敷があるのは長野県。伊那谷の駒ヶ根市を挟んで向こう側には、南アルプスの山並みが見える。案内板によれば、左から、甲斐駒ヶ岳、地蔵岳、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、濃鳥岳。そして富士山まで見える。よい眺め。ラッキーなことに天候に恵まれた。
千畳敷カールは高原植物の宝庫。
千畳敷カール周遊コースは、約40分とのこと。
八丁坂(↓)。あのスナップ写真を見てから2年ちょっと経っていた。たぶん、この場所があの写真に写っていた場所。母がたどった道、母が見た景色。この景色を私も見たかったのだ。
本当は乗越浄土までは行く計画だったが、同行者の体調を踏まえて断念。
秋もよさそう。また計画しよう。
宿泊先
駒ヶ根高原リゾートリンクス に前泊し、ホテル前の駒が池バス停からバスに乗って、駒ケ岳ロープウェイのしらび平駅に向かいました。駒ヶ岳ロープウェイチケット付きの宿泊プランにしました。宿泊客が山に向かうことを、とても気遣ってくださっています。下調べが不十分だった私の質問にも、フロントの方が丁寧に答えてくださいました。朝のバスの時間は、フロントの方と相談して決めました。朝のフロント混雑への配慮もあり、前日の夜にチェックアウトを済ませることもできます。駒ヶ根で宿泊する機会があったら、また泊まりたいホテルです。宿泊者向けの無料セミナーが開催されます。日によって内容は異なるようです。私が宿泊した日は、駒ヶ根の写真屋さんによるデジカメ撮影講座でした。
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