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2014年3月24日

「永遠の0」を読みました。

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遅ればせながら、百田尚樹さんの「永遠の0」を読みました。

★以下の記事は、ネタバレと感じる方がいらっしゃるかもしれません。これからこの本をお読みになる方は、ご注意ください。

この本は、映画化され話題になっているためか子どもが読みたがり、購入した本でした。今読んでいる本がまだ読み終わらない、ということだったので、ならばと、私が先に読むことになったのです。

ですので、「0」とは何か、意識して読み始めたわけではありませんでした。読み始めてから、零戦にまつわる物語だと知り、戸惑いました。なぜなら、第一次世界大戦、第二次世界大戦といった時代について、私があまりにも無知だからです。

中学か高校の時、夏休みの宿題で、井伏鱒二の「黒い雨 」を読みました。多くの人が見たであろう長編アニメ映画「火垂るの墓」も見ました。胸がつぶれる思いでした。その思いに支配されすぎてしまうのが怖くて、知るべきだし知りたいけれど、近くまでは行くけれど、避けて脇を通るようにして、ずっと過ごしてきました。それが私です。

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私の手元にきた「永遠の0」。今は物語として読もうと決め、読み進めることにしました。自分の知識がなさすぎて、どこまでがノンフィクションで、どこまでがフィクションなのか、判断できないから。という“理由”をつけて。

前置きが長くなりましたが、この記事は、そんな私が読んだ「永遠の0」の感想です。

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体験した人でなければ表現できないような、細やかな心情や出来事がつづられていました。また、読み進めると、物語で描かれている戦争の局面も進みます。それが、歴史をたどるようで興味深く読めました。あの時代と現代を行き来する構成も絶妙でした。組み立てられ組み合わせられた物語だと思って読んでも、引き込まれました。私の読書時間は帰りの通勤時間と出張の移動時間。ですから、早く仕事を終えて電車に乗りたくって。遠くの出張に出かけたくって。電車遅延はウェルカムでした。

読んでいて、何度か涙してしまうことがありました。第5章「ガダルカナル」の最後の部分は、特に胸に迫るものがありました。エピローグは何回か読み返してしまいました。人の命を軽んじる日本。そうでないアメリカとの対比はショッキングでした。また、新聞記者との激しいやり取りが書かれている第9章では、徳富蘇峰の「國民新聞」がなぜ歴史の教科書に出てくるのか、テストのために、ではなく、ふと理解できたように感じました。

どこまでがフィクションなのかわからないけれど、もしこれがある程度ノンフィクションだったとしたら、この小説で今まで知るのを避けていた時代のことを知ることができてしまうのではないかと思いました。そんなときは、自分が読み始めたときの“理由”を思い出しては、自分を引きもどしました。唯一の情報からだけ、事実を、歴史を特定しないように。それはいつも心がけていることだから。

祖父の足跡をたどった、孫の健太郎。そしてその姉の慶子。祖父のこと、あの時代のことを知ることで、今を生きる二人に変化が出てきます。そのようにプロットされていることで、読者に気づきや変化をうながしもたらすのかも。読み終えた後、私にはより強くなった思いがありました。他の読者の方々はどうだったのかしら。

昨年の夏は、宮崎駿さんの長編アニメ映画「風立ちぬ」が公開されました。私は見ていないです。意識して、ストーリーを知らないようにしてきました。でも、時間をおいて、見てみたいなと考えるようになりました。なぜなら、「永遠の0」は零戦ができてからのストーリーだったから。ならは、零戦ができるまでのストーリーも知りたいから。この2つのストーリーは、あの時代を知るきっかけとして、知らない私には、あの時代を知る覚悟の弱い私にとっては、よい入り口になるかもしれないから。

映画「永遠の0」は、まだ劇場公開中。でも、見に行かないと思う。当分は見ないと思う。

小説「永遠の0」は、上の子(お兄ちゃん)に渡すつもりです。読んでくれたらいいな。今でなくてもいいから。

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