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2014年2月16日

小学校入学前の遊ばせ方で子どもの力が決まる?

難関大学に合格したり、難しい資格を取得したりといった難関突破経験を持つ人は、そういう経験を持たない人よりも、小学校入学前(3~6歳)の時期に、時間を忘れて夢中になれるコトやモノが沢山あったという調査結果がまとめられました。この調査によれば、子どもの遊ばせ方も影響を与えていることが分かったそうです。保護者としては、非常に興味深い内容です。

この調査は、『プレイフルラーニング 幼児の「遊びと学び」プロジェクト』が実施した、「20歳代の社会人の子どもを持つ親1,000人に聞いた 子育てに関する実態調査」です。

Img2014021601

調査対象は、20歳代の社会人の子どもを持つ親1,040名(難関突破経験者の親316名、難関突破未経験者の親724名)。父親・母親比率は半々。子どもの男女比も半々です。

主な調査結果は以下のとおり。

  1. 難関突破力と「就学前の遊び」には相関関係あり。難関突破経験者の親ほど遊びを重視。
  2. 難関突破力は遊ばせ方にある。難関突破経験者の親の子育ては3人に2人が「共有型」。
  3. 小学校就学前の遊びが、「集中力」「学びに向かう姿勢」「学習意欲」を高める。
  4. 難関突破経験者は就学前の「熱中体験」が多く、小学校、中学校、高校への持続性も高い。

◆一生懸命さの持続度合いの違い

熱中体験の有無に関するグラフは以下のとおり。時間を忘れて夢中になれるコトやモノがたくさんあったとの回答の割合に、約10%の差があるようです。

Img2014021602

驚きなのは、一生懸命さの持続性の違いのグラフです。難関突破経験者のグラフが左、難関突破未経験者のグラフが右です。グラフの長さの違いも顕著ですが、高校生の部分で約30%の違いが見られます。この集中力を養ったのはなにか。レポートを読む限りでは、やっぱり子どもの頃の遊び方にありそうです。

Img2014021603

◆子育て傾向による分析

2つめの「遊ばせ方」に関する部分を、とくに興味深く読みました。親の「子育て傾向」を分類したもので、下のグラフによれば、
難関突破経験者の親の64.2%は「共有型」。
難関突破未経験者の親の55.3%が「強制型」とのこと。

共有型とは、子ども自身が考える余地を与えるような援助的なサポートをする子育てスタイル。一方、強制型とは、難関突破未経験者の半分以上が大人目線で介入し子どもに指示を与えてしまう子育てスタイルとのこと。

Img2014021604

調査結果では傾向を見れます。その傾向は、すべての子ども、親、子育てに当てはまるわけではありません。強制型の親のもとで育ち、子どもの頃の遊びが十分でなくても、難関突破している人だってもちろんいます。ただ、紹介させていただいたような傾向があることは踏まえておいた方がいいと思います。

◆子育て傾向を分類する14項目とは

では、この「子育て傾向」はどのようにして決まるのでしょうか。調査レポートによれば、14項目への当てはまり度合いに基づいて「子育てスコア」が求められるのだとか。強制型を示す傾向を読んでいたら、胃が痛くなってきました。。。強制型のスタイルを取らなければならないシーンがあるかもしれませんが、私は共有型のスタイルを貫きたいです。

  【共有型】

  • 子どもと一緒に、外出や旅行をするのが好きだ
  • 子どもにたびたび話しかける
  • うちで子どもと楽しい時間を過ごす
  • 子どもが喜びそうなことを、いつも考えている
  • 自分のことは我慢しても、子どものためにしてあげることがよくある
  • 自分にとって、子どもが何よりも大切だ

  【強制型】

  • 子どもに対しては、決まりをたくさんつくり、それをやかましく言わなければならないと思う
  • 子どものした悪いことは、みな、何かの形で罰を与えるべきだと思う
  • 子どもの行儀をよくするためには罰を与えるのは、正しいことだと思う
  • 子どもを、自分の言いつけどおりに従わせている
  • 子どもに、何度もどんなふうにしたらよいかをこと細かに言い聞かせる
  • 子どもがすべきことをちゃんとしてしまうまで何回も指示する
  • 子どもには、できるだけ私の考え通りにさせたい
  • 子どもが言いつけどおりにするまで、子どもを責めたてる

この「子育てスタイル」の分類は、お茶の水女子大学の内田伸子名誉教授が中心になって進めてきた研究によるものとのこと。内田名誉教授は、25年にわたって、「こどもちゃれんじ」の監修に携わっていらっしゃる方ですね。今回の調査結果に関連し、ニュースサイトに掲載されていたコメントを、以下で紹介させていただきますね。

内田名誉教授は、「小学校入学前は五感を使うことで脳が発達する大事な時期で、関心を持ったことをすぐ吸収できる力があります。遊びのなかで楽しみながらさまざまな力を身につけることがその後の学習意欲を育むことにつながる」と話しています。
引用元:「よく遊ぶ子は賢くなる」調査まとまる NHKニュース(2014年2月13日)

P.S.
母親が共有型、父親が強制型の場合はどうなるんだろう。。。

pencil 情報源&グラフの出展

pencil 関連情報へのリンク

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