子どもが大人になるための条件とは?
子どもが大人になるための条件とはなんでしょうか。内閣府が実施した世論調査によれば、上位5位までは以下のとおりだったそうです。
自分がしたことについて自分で責任をとれること | 72.8% |
自分自身で判断する能力を身に付けること | 70.9% |
精神的に成熟をすること | 69.4% |
社会人として最低限の学力・知識を身に付けること | 63.9% |
経済的に自立をすること | 52.3% |
民法の第4条に「年齢二十歳をもって、成年とする。」と書かれているため、日本では、20歳以上の人が「成年」です。19歳以下は未成年。
二十歳で成年に達しても、年齢がそうなったからといって、十分にはできていないことも、上の五つだけみてみてもありそう。また、できている度合いが人によって異なっていそうです。
世界に目を向けてみると、成年年齢が18歳である国が多いようです。日本では、天皇・皇太子・皇太孫だけが満18歳で成年とのこと。皇室典範の第22条に「天皇・皇太子・皇太孫の成年は十八歳とする。」と書かれているからなのだとか。知らなかった~
同調査結果によれば、契約を1人でできる年齢を18歳まで引き下げることについては79.4%が反対(「どちらかといえば反対である」と「反対である」と回答した人の割合)、また、子どもに対する父母の親権が及ぼす年齢を18歳未満に引き下げることについては69.0%が反対という結果だったようです。
知識が身につき、得た知識を理解して行動することが十分にできるようになるか否かと考えると、成年になる年齢は引き下げず今のままでいいように思います。もし引き下げるのであれば、それに応じた教育を実施してほしいな。
満20歳になったらできること(飲酒、喫煙、選挙、ローン契約など)、満18歳になったらできること(自動車免許取得、保護者の同意がなくても就労可能、フィルタリングなしでのインターネットアクセス、深夜徘徊など)が混在しているのが紛らわしいと感じることもあります。大人になる年齢(満20歳)と大人として扱われる年齢が異なる場合があるので、保護者として、改めて整理しておきたいと感じました。
情報源
- 民法の成年年齢に関する世論調査 - 内閣府 (2013年12月16日)
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