専業主婦指向、生活満足度の意識などに年収差
厚生労働省から「若者の意識に関する調査」が公表されている。この調査結果をざっと見た所感としては、世帯年収1,500万円以上の方の回答内容は、世帯年収がそれ未満の方とは違っているようだ、ということ。若者とは15~39歳までを指しているようだ。回答者は3,133人。そのうち、世帯年収1,500万円以上の世帯は0.7%。構成比は高くはないが、世帯年収1,500万円以上の世帯の傾向はつかめそうである。
同調査の中から、グラフをいくつか紹介させていただく。たとえば、日本の未来は明るいと考えている回答者の割合は、世帯年収1,500万円以上の世帯に多い。
「あなたは今の生活に、全体としてどの程度満足していますか。」という問いに対する回答は、以下のとおり。95.6%の人、つまり世帯年収1,500万円以上のほとんどが満足している・どちらかといえば満足していると回答している。
「結婚相手(事実婚含む)の女性は専業主婦になってほしいと思いますか。」という問いに対する回答では、「どちらともいえない」という回答が他の収入層に比べて少ない。
「結婚(事実婚含む)したあとは専業主婦になりたいと思いますか。」という問いに対する回答にもやはり傾向があって、世帯年収1,500万円以上の回答者の62.5%がそうは思わないと回答している。
世帯年収1,500万円未満の棒グラフには、世帯年収1,500万円以上のグラフのように特徴的な部分が見られない。それが予想どおりであるとはいえ、やはり興味深い。収入面では、このあたりにラインがあるということか。
さて、この調査結果の中でいいなと感じたのは、「なぜ生活に満足していますか。」という質問に対する回答。「好きな家族や恋人、友人などがおり、精神的に充実しているから」の割合が高いことである。全体的には、年齢が上がるにつれ、割合が高くなる。また、女性の方が男性よりも高い傾向がある。さらには、専業主婦(主夫)に高い傾向がある。その充実感を持てるって幸せなことだと思う。
グラフの出展&情報源
- 「若者の意識に関する調査」の結果を公表 |報道発表資料|厚生労働省(2013年9月10日)
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