「母乳育児を成功させるための10か条」とは?
「母乳育児を成功させるための十か条」は、母乳育児を実現するために、産科施設が実行すべきことをまとめたものです。世界保健機構(WHO)とユニセフがまとめ、1989年3月に共同発表したとのこと。
◆母乳育児を成功させるための10ヵ条
- 母乳育児の方針を全ての医療に関わっている人に、常に知らせること
- 全ての医療従事者に母乳育児をするために必要な知識と技術を教えること
- 全ての妊婦に母乳育児の良い点とその方法を良く知らせること
- 母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助をすること
- 母親に授乳の指導を充分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えてあげること
- 医学的な必要がないのに母乳以外のもの水分、糖水、人工乳を与えないこと
- 母子同室にすること。赤ちゃんと母親が1日中24時間、一緒にいられるようにすること
- 赤ちゃんが欲しがるときは、欲しがるままの授乳をすすめること
- 母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと
- 母乳育児のための支援グル-プ作って援助し、退院する母親に、このようなグル-プを紹介すること
ちなみに私は、母乳だけでは量が足りなくて、粉ミルクのお世話になっていました。母乳の出が良くないと誰かに言われると、悪気のない言葉だとわかっていても、まるで自分が母親失格だと言われたような気がして、寂しい気持ちになっていました。完全母乳できないのは、私の知識と努力が足りなかったからかもしれませんが。
ちなみに、私が出産のために入院した産科施設では、以下のとおり。第一子と第二子は別の病院で生まれました。
第一子 | 第ニ子 | |
出産直後から母子同室だったか? | NO | NO |
出産後30分以内に母乳を飲ませたか? | NO | YES |
赤ちゃんが欲しがる時はいつでも母乳を飲ませたか? | NO | NO |
私がこの十か条を知ったのは、子どもたちへの授乳の時期が終わった後、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」を見た時でした。もし赤ちゃんが生まれる前に知っていたとしたら?もしかしたら、私も、完全母乳で子育てできたかも。
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- 赤ちゃんにやさしい病院(2013年09月25日)
関連情報へのリンク
- 厚生労働省:「授乳・離乳支援ガイド」(PDFファイル)
「授乳の支援を進める5つのポイント」や「離乳食の進め方の目安」なども載っています。
※ 「母乳育児を成功させるための10か条」は、以前、他の記事でも紹介させていただきました。その時からかなり時間が経過していますので、再度、紹介させていただきました。
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