22.0%の企業が、女性管理職の増加を見込んでいる
帝国データバンクが実施した「女性登用に対する企業の意識調査」によれば、5年前と比べて女性管理職の割合が増加した企業は16.8%だったそうです。また、22.0%の企業が女性管理職の割合が増加すると見込んでいることが分かったそうです。徐々に増えてきているようですね。
女性の管理職登用に関する企業の意見も紹介されています。その中から、女性登用が厳しそうだと感じられる意見を、いくつかピックアップして紹介させていただきますね。
- 結婚を機に退職する女子社員が多く、社員教育のための投資が無駄になるケースを幾度となく経験したため、定着率が高い男性社員の登用が優先されがちになっている。
- 管理職採用を積極的に導入している。ただし、男性社員の見る目が統一できておらず、受け入れ教育を進める
- 女性従業員を登用したいが、株主の反対で不可能な状況
- 管理職となると業務がきつくなる部署で働いている女性の場合、能力があっても管理職登用を拒否している事例が増 えている
- 零細企業では、「育児休暇」をとる人を「登用し活用する」のは現実的に難しい
いろんな事情があるようですね。。。
同調査結果の最後で、帝国データバンクは以下のようにまとめています。
企業が制度整備を行い、組織の活性化や女性の視点をいかすために積極的に登用するだけでなく、政治や行政により女性が働きやすい労働環境や制度を整え、男性・女性従業員の双方がともに働き方に対する意識改革を進めていくことなど、社会が一体となって解決策を見出す必要がある。
企業だけでなく、政治や行政も含め、社会が一体となった解決策を見出していく必要があるとのこと。一体となるものには、もちろん、女性も含まれていますよね。
自分が今、できることは何か。それをちゃんとやることを、まずは心掛けたいなと、私は思います。
情報源&グラフの出展
- 女性登用に対する企業の意識調査 - 帝国データバンク[TDB](2013年08月14日)
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