合計特殊出生率1.41、晩産化進む
厚生労働省が6月5日に公表した「平成24年人口動態統計月報年計(概数)の概況」によれば、平成24年度の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に出産する子供数の推計値)は1.41。前年の1.39から上昇したようです。資料を見て改めて感じたのが晩産化。下記のグラフから分かるように、29歳以下は減少したのですが、30歳以上で高くなっています。
興味深く思ったのが、都道府県別の状況。全体的にみると、青色部分が西日本に多いことが分かります。つまり、出生率は西日本の方が高い傾向があるということですね。
出生数は1,037,101人で、前年比で13,705人減少。それにも関わらず合計特殊出生率が高くなったのは、人口構成比が高い30歳代の出産が増えたからからとのこと。死亡数は1,256,254人。219,157人の自然減。人口の減少傾向は続いているようです。
出産が増えている30歳代。出産後も仕事を続けたい人向けの環境がより整うといいのではないかと思います。環境が整い、30歳代が出産後も働き続けキャリアを積んでいく様子を20歳代が見れば、やっていけそうだという安心感を抱けるのではないかと思います。
グラフの出典&情報源
- 平成24年人口動態統計月報年計(概数)の概況
- 厚生労働省
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