「女性手帳」の配布見送り 出産啓発「余計なお世話」批判で
「女性手帳」の配布が見送りになったそうです。本日朝のニュースで報じられていました。
少子化対策政府、女性手帳の配布見送り
出産啓発「余計なお世話」批判で
政府は28日、若い女性向けに妊娠・出産の知識を広めるため導入を検討していた「女性手帳」(仮称)の配布を見送る方針を固めた。女性を中心に「国が個人の人生の選択に口を挟むべきではない」などとの批判が起こったことを考慮した。森雅子少子化担当相は同日の会見で「妊娠・出産に関する情報提供は重要だが、手段や内容などの詳細は決定していない」と説明した。
引用元: 毎日jp(毎日新聞)(2013年05月28日)
政府が示していた「女性手帳」(仮称)とは以下のようなものでした。
政府、10代から「女性手帳」導入 骨太の方針で調整 何歳で妊娠? 人生設計考えて
政府が、女性を対象に10代から身体のメカニズムや将来設計について啓発する「女性手帳」(仮称)の導入を検討していることが4日、わかった。医学的に30代前半までの妊娠・出産が望ましいことなどを周知し「晩婚・晩産」に歯止めをかける狙いだ。6月に発表する「骨太の方針」に盛り込む方向で調整している。
引用元: MSN産経ニュース(2013年05月05日)
この手帳の話は、配布対象が女性だけということで、ため息モノだったのですよね。。。女性だけに啓発しても仕方ないですから。手帳にまとめるから、あとは女性が頑張れってことなのかなぁと、諦めムードで考えていました。女性だけの問題ではないのにね。
ゴールデンウィークは体調が悪く、加えて乗り物酔い続きでダウン気味だったこともあり、私は考えているだけで何もできませんでしたが、ちゃんと意見を伝えてくださった皆様のチカラで、女性手帳の配布は見送りとなったとのこと。一安心です。
見送りになった背景、寄せられた声を参考に、みんなを引っ張って行ってくるような方針が出てきたらうれしいな。個人的には、「女性はこうあるべき」という、古い、染みついてしまっている固定観念が、社会から払拭されることを望みます。大学まで、自分が女性だからということでマイナスに感じることはなかったように思います。それが、社会に出てから、さらに、母親になってから、なぜ女性というだけで制限があったり劣っているように感じたりしなければいけないのか、ずっと不思議に感じているからです。※もちろん、全部が全部、そうだという意味ではないです。
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