「強い風」と「非常に強い風」はどのくらい違う?
春は低気圧が急速に発達して、「春の嵐」「メイストーム」と呼ばれる台風並みの暴風が発生しやすい季節なのだそうです。昨日は風が強い日でしたね。夕方には風も収まり、空には不思議な雲が出ていました。上の写真は昨夕の自宅付近の空の様子。ちょっと怖いというか不気味というか
ところで、天気予報では「やや強い風」「強い風」「非常に強い風」「暴風」というように、風の強さを表す言葉が使われます。これらは具体的にどのくらいの風を表しているのでしょうか。
天気予報に使われるのは「予報用語」です。予防用語は、明確さ、平易さ、聞き取りやすさ、時代への適応という観点で、気象庁が定めているとのこと。風の強さを表す言葉も、ちゃんと下表のとおり定義されています。
用語 | 説明 |
静穏 | 風力0(風速0.3m/s未満)。 |
やや強い風 | 風速が10m/s以上15m/s未満の風。 |
強い風 | 風速が15m/s以上20m/s未満の風。 |
非常に強い風 | 風速が20m/s以上30m/s未満の風。 |
猛烈な風 | 風速がおよそ30m/s以上、または最大瞬間風速が50m/s以上の風。 |
暴風 | 暴風警報基準以上の風。 |
強風 | 風の強い状態の総称。 |
「強風」と「強い風」は意味が違うのですね。
「やや強い風」は風速10m/s以上15m/s未満、
「強い風」は風速15m/s以上20m/s未満、
「非常に強い風」風速20m/s以上30m/s未満
とのこと。
用語の違いは分かったけれど、風速で言われても、具体的にどのくらいの影響があるのかわからない、、、という場合には、解説用資料の「風の強さと吹き方」が役立ちます。たとえば、「やや強い風」の場合は以下のとおり。
- 人への影響
風に向かって歩きにくくなる。傘がさせない。 -
屋外・樹木の様子
樹木全体が揺れ始める。電線が揺れ始める。 - 走行中の車
道路の吹流しの角度が水平になり、高速運転中では横風に流される感覚を受ける。 - 建造物
樋(とい)が揺れ始める。
レポーターさんが頑張って外でレポートできるのは、「やや強い風」までかしら。どうなんでしょうね。
この記事の情報源は下記のとおりです。詳しい情報は、下記のリンクをたどってみてくださいね。
関連情報へのリンク
« PM2.5、4~5月は濃度の上昇にご注意を! | トップページ | 先輩ママのツイートをまとめ読みできる【#本当の育児書】が話題に »
« PM2.5、4~5月は濃度の上昇にご注意を! | トップページ | 先輩ママのツイートをまとめ読みできる【#本当の育児書】が話題に »
コメント