管理職育成研修をうけた働く女性、わずか14%
朝日新聞デジタルの「私のミカタ ワーキングウーマンの意識調査」には、ワーキングウーマンのコミュニティサイト「イー・ウーマン(ewoman)」で行われた調査結果をもとに、月ごとのテーマについて、週1回記事が掲載されています。9月のテーマは『働く女性の「社員研修」に関する意識について』でした。成績で並べて採用することにしたら女性ばかりになってしまうから、採用時に男性に下駄をはかせるのは公然の事実とききます。ですが、管理職育成の研修を受けた女性は14%と少なかったとのこと。管理職の年齢になるまでの間に、男性と女性とで違いがあるということが、この調査結果からも見えると感じました。
企業内でどのような研修が実施されているのか。働く女性たちが集まるイー・ウーマンにて2012年調査を行った。男女平等のはずの職場での現実的な数字が表面化された。新入社員研修を受けたという女性は77%。新任・管理職研修を受けた人24%、管理職育成の研修は14%。だんだん少なくなっている。大学卒業時の成績は女子が圧倒的に上位だと大学側も企業人事部も言う。そして入社時は、みな同じ扱いですよ、といわんばかりに、新入社員研修はある。しかし、育成をしない。新任にも教育しないとなると、企業社会で女性の活躍の場は狭められていると言ってもいいだろう。
引用元: 朝日新聞デジタル:私のミカタ - 働く女性の「社員研修」に関する意識について
少子化対策ということで制度が整ってきている企業は増えてきていると思いますが、女性活用・キャリア形成という点においては、まだ十分ではなさそうだと感じています。「頑張っても登用されない」ということが見えてしまうと、モチベーション、下がりますものね。
調査結果の詳しい内容は、以下のリンクをたどってみてくださいね。
朝日新聞デジタル:私のミカタ一覧(2012年09月)
働く女性の「社員研修」に関する意識について
【エッセイ】人を育てる 育つ人になる
第1回:管理職育成研修をうけた働く女性、わずか14%
第2回:ダイバーシティ研修の必要性
第3回:コンプライアンス研修を、受けたことがない 51%
第4回:研修の品質は講師で決まる 86%
いろいろ書きたいことがあって書き始めたのですが、ものすごく長文になりそうなので、この記事では、上記調査結果の紹介にとどめさせていただきました
この調査結果を目にしたことをきっかけに、以前、備忘メモとして書いた記事を、いくつか読み返してみました。日経ビジネスオンラインの「女性はすべてを手に入れられない!」という記事に書かれていた、『限られた環境、限られた能力、限られた資源の中で、「これでいい」と思える感覚を持つ』という部分に励まされたこと。また、坂東眞理子さんのダイバーシティ講演で女性登用について聞いたときのことなどを、ふりかえってみました。
男性と女性。どちらかに偏ったり、どちらかが無理している状態はよろしくないと思うので、バランスがとれるようになるといいな。そのバランスは、一人ひとり違って当然なので、多様性を受け入れることができる基盤が、自分と周囲にあるといいな。
管理職になることだけが、働く女性の到達点ではないはずです。
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